日本人が味蕾で旨味感知して発達させたように
ここ10年で世界的に旨味シフトのグルメ化が進行している。
グルタミン酸単独ではなくイノシン酸との相乗効果を狙うのが人気になる。
グルタミン酸とイノシン酸で使われるのが
魚介類・肉・昆布・トマト・玉ねぎ・チーズ
→焼いたもの→◎美味い(旨い)
→煮物、茹物→◯普通
上記以外の食材
→焼いたもの→△やや不味い
→煮物、茹物→✕不味い
と法則性は決まっている。
日本では天皇家が味の素(株)なのでタブー化されているが、
うま味調味料ことMSGは外国では極力の忌避されており、
ゆえに舌の旨味受容体を発達させまくってしまった日本人にとって、
外国の食物が偶然的に出汁の下味がない限り、
底が空いたバケツのような陳腐な味にしか感じなくなっている。
「旨味から外れた」「煮物」の食べ物が地雷となる。
多くの国で
魚介類は「焼く」「揚げる」が主な調理法になるのでハズレは少ない。あってもソースで回避してる。
欧州で「煮物」はトマトや玉ねぎやチーズの旨味がある食材ならハズれない。
これ以外の煮物だと香辛料で攻めてくるので地雷になる
・魚介類・肉・昆布・トマト・玉ねぎ・チーズ以外(うま味成分が少ない)
・煮物(ゆでたもの)
の条件がそろうと日本人にのみ「相当にマズイ食べ物」が仕上がる。旨味成分とほぼ無縁なので。
うま味から外れた食べ物は、MSGうま味調味料(味の素)で補われている。
よく使われるのが
・グルタミン酸では
昆布、トマト、玉ねぎ、生姜
・イノシン酸では
かつお節、煮干し、牛肉豚肉鶏肉、魚介類
日本以外では肉か魚介類のイノシン酸を美味い美味いやってたのが、
やっと昆布やトマトや玉ねぎのグルタミン酸を合わせる破壊力に気が付いた。