アノミー予防の自己の帰属先として
血(民族)、言語、宗教、思想
家族、友人、仲間、知人
家、学校、組織、会社、地域、国
がタテの抽象度の高低で一貫だけでなく、ヨコに拡張して「属する場所が多いほど良い」
これが少ないと、手元から離れ(疎外)、カネや高級品などモノへの一体化、執着になる。
自己愛性が、過去の高級車や不動産やカネや国家など「権威主義」に依存しがちな心性は、
幼少期からの身内の共感性の欠如により、反動で過度な野心で理想化を求めた結果、権威的な物質と(母体へ帰るように)一体化しようとしてしまうから。
帰属する権威が侵されると、自分も怒るという謎行動がこれ。
例えば「身内が亡くなって悲しい」と「地球の裏で戦争で人が亡くなって怒る」は自分との重要度が違うから。投影や同一視しなければどうでもいい。
「自分の車が壊れて悲しい」と「高級車が壊れたニュースを見て怒る」も、前者なら分かるが後者は「?」と思う人が大半。自己愛が漏れて一体化してるから
依存先が一つだけに集中しすぎると「教祖化」するのでおぞましい。
買い物や進路決定でさえ、自己愛を「教祖」憑依して投影してくるので、自虐的な心理行動操作をする。
「国の許可は取ったのか?」「私の会社の許可は取ったのか?」「DV親の許可は取ったのか?」→「取ってないのは許されない」となる
カウンセリングでも、対話の中で「その話題を避けよう」とする「荒ぶる神」を奉る(クソみたいな)聖地があって、否定されたくない「教祖」がいる。
それが本人の幼少期から自力で獲得されなかった弱点に、代わりに「巣食っている」気色悪さがある。
経験ある家庭の人なら分かるだろうが
唐突な外部存在が、神のような上位人間として強烈な意思決定権を持って家庭内に現れ、崇める家族成員がその神の代弁者になるので、従わなくてはならない。
カルト宗教がこれ、本当にホラー。
なぜかその外部人間の承認欲求を満たすために全財産をみつごうとする
境界性の家庭だと、ある日突然、謎の人物が最優先タスクで、家庭上位の意思決定に登場する
BLEACHの月島さんみたいに「すべて月島さんのおかげ」「世間皆そう言ってる大恩人だよ!」と歴史修正が入る
「え?誰それ?」と聞いても「お前はふざけてる」と言われ「大恩人に全財産みつがなくちゃ!」となる
「幼少期の頃のあなたが、あなた自身に見捨てられて、今も泣いてますよ」とド直球に指摘なんか出来ないが、当たり障りないように近づいていくと
「教祖」を代わりのスタンド攻撃として出してくる。正常な防衛機制ではあるが、姑息で卑怯くさい。事実と現実の真実を見よ、と。
高級車や不動産に興味のない人からすると「別にそんな自分から遠い存在を権威化して自己投影することある?」と感じるように
国家に対しても、自動車と同じように「別にそんな思い入れることある?」という距離感が大切なのだが、アノミーに近くなると権威へ依存してしまう。
共同体への幻想はおぞましい。物理的に存在してないのに怪物として憑依してくる。
先人は、貧乏人も金持ちも地位も名誉も関係ない平等な市場を必死に探し、それを「参加機会平等」に見つけ、全数を「1」(票)に標準化。国家を憲法で縛り、観察と操作可能にした民主主義の叡智