イギリス(株主はアメリカ)社のアストラゼネカはmRNAワクチンを販売しています。またそれとは別に病院では必須の唯一無二の薬「プロポフォール」も販売しています。

2021年5月現在、ワクチンが足りていないことは世界の問題です。同時にコロナ患者とその他の患者への手術を確保するために麻酔もなくなっています。
具体的に亡くなっている麻酔は
・プロポフォール
・ドルミカム(ミダゾラム)
・キシロカインゼリー
です。

どれも病院では必須の薬剤です。


麻酔不足がいかにやばいか

ミダゾラム(ドルミカム)、プロポフォール(ディプリバン)、エスラックス。コロナで不足の麻酔薬。
静脈鎮静でも全身麻酔でも、どんな手術でも使う必需薬。
今後これらが買い占めや生産調整されて不足したら相当にまずい。

ドルミカムとプロポフォール不足は考えただけでもゾッとする。
全手術不可能はもちろん、身近な胃カメラ検査から歯の抜歯に至るまで出来なくなります。
仮にないとしたら古典的な薬剤でオペや処置することになるけどリスクが跳ね上がります。

特にこの中のプロポフォールは同じアストラゼネカ製しかありません。

ワクチンとプロポフォールの2つで需要と供給の調節弁

ここからは言及すると問題がある可能性があるので、私の妄想であると前置きをします。

考えたくはない妄想だけど、
仮にアストラゼネカがワクチンとプロポフォールの2つで需要と供給の調節弁をしているとしたら、凄まじい経営手腕です。別の言い方をすれば悪魔の所業。

自社の鎮静剤を少なくして治療の逃げ道をなくして他社の出方を見ながらワクチンを売ることができます。

例えば、今のようにアストラゼネカのプロポフォールに頼らざるを得ない世界的状況の中で、プロポを減産して退路を断ってしまえば、不安からワクチンの需要が高まり、プロポの薬価は上がって自社商品だけで両儲けすることができます。


病院の機能は手術、その手術に必須の薬剤を止めてしまえば・・・

機能を最小限で考えると病院=手術・集中治療。手術=プロポフォール。

アストラゼネカがプロポフォールを供給減産や止めてしまえば、そのまま手術ができない=病院が機能しないことに直結するので、人為的に世界を同時に医療崩壊させることができてしまいます。

とんでもないことに気づいてしまったが、私でも思いつくようなことなので、きっとすでに間違いなく戦略的にアストラゼネカも折り込んでいる前提で、察しだけして、明日からの生活の知恵と投資に役立てましょう。

キシロカインゼリー不足で内視鏡系が大ダメージ

キシロカインゼリー2%が不足しているのも、麻酔作用を期待せずに潤滑目的のものはグリセリンで代替。これは内視鏡系がダメージがでかいです。

薬剤が表面麻酔の承認を有する気管挿管と尿道麻酔など医療上必要な場面での使用に重点を置いた対応、また、潤滑目的が主で麻酔作用を期待しない手技ではグリセリンなどの潤滑剤を使用するよう

キシロカインゼリー2%が出荷調整に 小林化工の販売停止による影響、調整解除時期は未定 https://www.m3.com/open/clinical/news/article/872670


タックスヘイブン脱税の失敗とブロックバスターもないファイザーの復活劇

多くの人に忘れられていますがファイザー社はWHOにプレセデックス薬価改定されて、数年前にタックスヘイブン脱税も失敗して、腫瘍薬のブロックバスターもなくなって絶望的な状態でした。
そこから2020年からのコロナワクチンで急な返り咲きの現在なのです。

ただ「特殊注射器」とか言い出したあたりからの売り込みのアコギ感がひどいです。
浄水器のカートリッジみたいな売り方です。

日本の供給が少ないのは、ファイザー目線で見ると平時は皆保険のある日本にメリットあっても、世界規模で同じニーズがある場合は母集団が多い国から売りに行きたいのでしょう。

しかしこのままノーガードだと秋口からの第5波で今の大阪や東京規模のことが約3倍返しで降り掛かってくることになるのだけど、想像を遥かに超えてる感じになります。