るろうに剣心の赤報隊の相楽左之助の「悪一文字」
「新政府の許可を得て」赤報隊は「年貢半減」(税負担を半分に)と旧幕府勢を潰しました。
これは作中でも語られ、実際に史実です。
るろうに剣心の赤報隊の相楽左之助の「悪一文字」
今では「悪党」とは「悪い連中」のことを指します。
ただ戦前までは少し違う意味で使われていました。
本来「悪党」とは「反政府」という意味ではなく「反荘公領主」
今でいうと反政府ではないが、反財務省のこと。
例えば、「悪党」の代表格のように言われる武将・楠木正成の「悪党」の異名も同じ。
「反幕府」ではない。「反領主」のこと。
赤報隊も、楠木正成も「政府や幕府に雇われている」のです。
ただし「反領主」なのです。
領主とは「税金を取る」のです。これに反対していたのです。
とても庶民のことを大切にしています。
領主視点からだと、上から目線で彼らを「悪党」と呼んでいました。
税金(年貢)を政府や幕府が減らしたり、正しく使ってくれれば支持さてたものの、
税金(年貢)が政府や幕府によって、良くない使われ方がされていたので、結果的に「悪党」は反政府や反幕府な行為に見えるだけなのです。
今でも官と民の区別の出来てない人が多すぎる
政府が税金を取る領主を潰してくれるなら支持するが、
政府が税金を取る財務省と一緒になって税金を取るなら、
近代国家ではぶっ潰さないといけないはずなのです。
しかし近年の騒動を見ていて、明らかに官と民の区別ができてない日本人が多いように感じます。
「権力側に憑依して擁護論を張る御仁」は
「公金(税)」と「私金」、官と民の区別がついてないゆえに「反対派のせいで関係悪化して重税になった」と官僚の味方をしてしまう。「水と油」で油の味方をしてしまう。
官の暴走を止めるのが本来の政治の役割なのに。油の味方をする政治家を応援してしまう。
官と民、公金と私金の区別がついてないと、官が民へ規制や増税したり、公金で不正した時、民の論理でやってしまって本質を取り間違えます。
官と民は、常に「民は何もしてないのに官がやってきた」0:10なのです。
なぜなら先に避けようのない徴税権が発生しているので先に被害を民は受けています。
それなのに官と民の話は、自動車事故の自賠責のように5:5でなーなーに解釈したり、10:0にはなりません。