オウム真理教・麻原彰晃が死刑されたことで起こること

心理学・精神医学

オウム真理教・松本智津夫死刑囚ら7人の死刑が執行された。

引用元:オウム真理教・松本智津夫死刑囚ら7人の死刑執行:日本経済新聞 2018年7月6日付け
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32688690W8A700C1MM0000/

さてこのさき、オウム真理教・麻原彰晃が死刑されたことで起こることを書いておく。

死刑が良いか悪いかとかありがちな話はすべて以下の記事で書いた。

「人を殺したら全員死刑にすればいい」を実践するとどうなるか?
https://libpsy.com/shikei-satujin/6421/

オウム真理教とは1995年に毒ガス・サリンを散布したりして無差別に大量殺人を行った宗教団体である。

オウムは国家転覆罪で死刑

オウム真理教はサリンを散布して殺人をしたことが死刑というより、国家転覆罪なので死刑。
このことを分かっている人は少ない。

日本では、殺人<大量殺人<脱税<偽札<国家転覆罪の順。

たくさんの人を殺すより重い罪として位置づけている。

ゆくゆくは国家転覆を考えていたので死刑とされているのだ

オウムは理系の科学教という名の宗教団体

オウム真理教は理系の科学教という名の宗教団体である。

これも事実として周知されているはずだが、オカルト教団のイメージが先行して知らない人も多い。
ほとんどの本にも書いてある。
光の輪の上祐史浩氏も「オウムはまさに理科という科学教の崇拝者だ」と言ってた。
その通りである。

東大・京大など難関国立私立大学の科学者や医師などの集団である。

サリンを生成できるほどの科学力をもって、サティアンで薬剤を注射して実験できるほどの科学力をもっていた。

世代的には科学的唯物論=共産主義が日本中に蔓延して大学闘争や学生運動をしていた60年代・70年代を横目で見て育った世代。

つまり親世代から徹底的に科学主義・唯物論を押し付けられ、それでニヒリズム(虚無主義)になって自尊感情が下がりきった先に宗教団体に救済されようとする心理が働いたのだ。

目に見えるだけの世界から、目に見えない世界へ。

科学的唯物論=共産主義から一転してカルト教団へと向かう。
ほとんどがこのパターンである。

極端から極端へ向かうのも精神病理的な二分法思考の特徴である。

二分法思考はいつ植え付けられるのか?~強迫性・自己愛性・境界性~

麻原彰晃の死刑を先延ばししたほうが抑止力にメリットがあった

オウム真理教が死刑を先延ばししてたのは、反乱分子が行動化・暴徒化するリスクもある。

しかしそれ以上に国家転覆罪のテロリストが死ぬと神格化されてしまうのが問題なのだ。

もし教祖の麻原彰晃が生きていれば、オウムの類似団体が出てきても「奴らの仲間か」と叩けたが、今後、死んだ麻原を祀り上げて新オウム真理教のような団体を再結成させてしまうリスクがあるのだ。

ちょうどFNNでも私と同じ懸念の記事を書いていた専門家がいた。

松本死刑囚“神格化・聖地化”の恐れ…遺体は誰に引き渡される?
https://www.fnn.jp/posts/00333740HDK

麻原彰晃の死刑を先延ばしして「いつ死刑にされるかわからない」「もしかしたらもう死んでるんじゃ」と曖昧にしたほうが国家安全保障としても抑止力としてメリットがあった。

麻原彰晃を死刑にしたことで次何が起こるか

麻原彰晃を死刑にしたことで次何が起こるかと言うと、

仮に無差別の殺人や爆発が都市部で起こる。
しかし全く無関係のはずなのに犯人から「オウム」という名を関連付ける。

オウムからテロへと結びつけて「テロリストが潜伏している!」と日本国民を疑心暗鬼に印象操作。警察国家へ向けて増税の口実にする。

幸福の科学・大川隆法のマーケティングに使われる

私は1日で予言を的中させてしまった。

元々、幸福の科学とオウム真理教は敵対していたのでいずれはやるだろうと思ってはいたが、死刑執行後の翌日に即断するのは驚きである。

(反アメリカ的であったオウム真理教の裏にはロシアがあったし、幸福の科学は今でも親アメリカとして反共の砦・ネトウヨ宗教のように機能している)

大川隆法の演じる守護霊・麻原彰晃も、下手に「悲しい」「反省している」と言うとオウムに加担すると捉えられてしまう。

「幸福の科学ゆるすまじ」「社会を呪う」とか言うと、オウムの隠れ信者を暴徒化させて責任をかぶる。

消去法で「無間地獄で苦しいよー」という演技だけ魅せて沈黙する予定だろう。

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