施設にいる全介助の祖母のオムツの請求が毎月1万7000円でした。5枚も重ねて使ってるらしい。
一日10回以上は交換するとのこと。
5種類のオムツを5枚に重ねて1日10回も交換!?
確かに祖母は要介護5のほぼ寝たきりではあるが・・。
「さすがに私が勤めている病院で、寝たきりの人でもそんなに使わないぞ・・」と疑い、施設に問い合わせました。
案の定、上にパンツ型のオムツ、その下に便用のパットと、尿とり用のパット。
3枚しか使っていない。
「上に付けるパンツ型オムツはほとんど汚れないので1日10回も交換しない」とのこと。
それらは1パックを3ヶ月に一度の購入でいいとのこと。
しかし「尿漏れパッドは本当に汚染されやすく交換頻度の高いので、余分に見積もって一日10回分くらいは欲しい」とのこと。
尿漏れパットは、施設で買うと30枚800円×11で月8800円も払っていたが、
アマゾン定期便で買えば68枚648円×4で月2592円で済んだ。
サルバ 尿とりパッド スーパー 女性用 68枚入(テープタイプ用)
オムツの持ち込みにより、毎月1万7000円→毎月2592円(3ヶ月周期で+6000円程度)になりました。
交渉してみるものです。
オムツの組み合わせ
私も病院で介護する側なのでオムツの組み合わせは分かっています。
(※)状態としては最も重い要介護4~5で寝たきり状態を想定します。
男性も女性も
パンツ型オムツ×1、便用パッド×1、尿漏れパッド×1
が基本形になります。
在宅や老人保健施設などで尿道にバルーンが入っていたり、人工肛門でストーマパウチを増設している場合はまた異なります。
女性の場合は、便用パッドと尿漏れパットが兼用で使って事足りる場合もあります。
これをアマゾンの定期便で揃えるのが最も最強で安価です。
パンツ型オムツ
まず一番上に履くのがパンツ型オムツです。
腰を上げることが可能→オムツ型パンツ
腰を上げることが不可能→テープ式のオムツ型パンツ
という使い分けをします。
寝たきりでも腰を上げられてばパンツが履けますが、腰が上げられないなら一度横向きになって頂いてテープ式のオムツ型パンツを当てることになるからです。
●腰を上げることが可能な場合
サルバ うす型 やわ楽パンツ M~Lサイズ 34枚入 【ADL区分:歩ける方・座れる方に】
●寝たきりで腰を上げることが不可能な場合
(※)
状況に合わせて好きな方を選べばいいです。
腰回りサイズに関しては男性でも女性でもズボンを上から履くことになるので、細い分にはそこまで意識しなくてもいいです。
よって「男女共用」とされている場合が多いです。
枚数が20枚と、1ヶ月(31日)を想定していないことを考えるとそれだけ交換頻度が少ないと販売者側もみているのです。
白十字 応援介護 あて楽テープ 男女共用 Mサイズ 20枚入【座れる方・寝たままの方に】
いちばん 幅広フィット テープ止めタイプ Mサイズ 20枚入【寝て過ごす事が多い方】
便用パッド
上記のパンツ型オムツの中(肛門側)に当てるのに必須の便用パッド。
男性は特に必須です。(女性の場合は大きめの尿取りパッドで事足りることもあるかもしれません)
(※)
状況に合わせて好きな方を選べばいいです。
吸収回数で宣伝されているものもありますが、正直、漏れ次第、変えるのであまり吸収回数は関係なくなります。
リリーフ 紙パンツ専用パッド 一晩中安心フィット 39枚入
アテント お肌安心パッド 軟便もれも防ぐ 16枚 30×56cm テープ式用 【寝て過ごす事が多い方】
ライフリー テープ止めおむつ 横モレあんしんテープ止め Sサイズ 22枚 4回吸収 【寝て過ごすことが多い方】
尿とりパッド
そしてこれが最も使用頻度が高くなる尿とりパッドです。尿道に当てます。
寝たきりなら1ヶ月で最低4つはあるといいでしょう。
人間の正常な排尿回数で5~6回としてもそれ以上の交換頻度が考えられるためです。
男性用:サルバ 尿とりパッド スーパー 男性用 68枚入(テープタイプ用)
女性用:サルバ 尿とりパッド スーパー 女性用 68枚入(テープタイプ用)
消えたオムツたち
いや、それよりもこの3年間、施設がオムツとパンツやパッドを過剰に買いまくってたことになるが在庫はどこへ行ったのか。
介護施設でオムツの実物をみたら「3ヶ月前の日付」が書かれていました。
「あれ・・?先月や先々月のオムツは・・?交換頻度が高いから毎月なくなってるんじゃないのか?」と感じました。
どうやら施設内の他の利用者に流して使っていたようです。
まんまと利用されていた感じはしますが、他の利用者の人も困っていただろうので「寄付した」と考えることにしました。
何も意識せずにいると変なところでぼったくりみたいな目に遭うのです。
このようにオムツの組み合わせも自身で見ていくことが大切です。
おむつ代に関しても病院や施設に申請すれば年間10万円(他の治療や世帯全体の医療品購入含めて)以上になれば医療費控除としてお金が戻ってくることもあります。
もし施設任せなら、あえて自己負担することで医療控除として還付されることもあるので検討してみてください。