二人の医師に出会いました。

一人は某総合病院の院長。
大学を出た後にしばらくして医学部に入り直したそうです。
別に親が医者でも何でもなく単なるサラリーマンでしたが、自分は30代後半から医者として働きだしたそうです。

ストレートではなく紆余曲折を経て、少しでも世間の荒波を知って生きている人の経験談は励まされます。

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もう一人は知人の医者。
彼は親が病院長やっており、その反動ですごい反発してグレていました。
しかし長男だったので親がどうししても医者にさせようとしました。
その反発で医学部に入るまで8浪して、さらに8年かけて医学部を出ました。
そして最近、研修医で勤めだしました。年齢は40代です。

こちらはこちらで人間味がありました。

事故、解雇、難病、介護、障害など、避けられない事が起こって人生が予定通りにならないことはあります。

「~歳までに~しないと」という旧世代的な考え方はなくしたほうがいいです。

私自身も昔はその強迫観念がありましたが、退っ引きならない出来事を通して人生は上手く行かないと知りました。

完全に途中下車して歩きながら違う時間軸を生きてるのを感じます。

たまに寂しくなりますが、盲点で見えなかった世界を知れて、得たものの方が多かったのでこれでいいのです。

ドロモロジー(dromologie:速度学)。
「今ここ」ではない「いつかどこか」へ、人を追い立てて、走らせる原理(ドロモロジー)の洗脳から脱すると「悟りの行」へ向かうしかないわけです。