分離・単離できない云々でコロナが存在していない論が滅びたまでの1年間の歴史をまとめます。

2020年、「コロナは分離・単離できない」「顕微鏡で見ていない」という主張から「コロナウイルスは存在していない!」というでたらめなムーブメントが起きました。

時系列を追って紹介します。


2020年春

→2020年3月〜4月頃:
大橋眞氏の発言を根拠に
「分離できない」
「他の常在菌と見間違えた」
「日本の感染研究所が消したのは怪しい」
「肺炎をコロナにカウントしている」
「単なる風邪」

と(今となっては)すごいデマを鵜呑みにして、集団免疫万歳だので盛り上がりました。

新型コロナウイルスは、存在しない。その正体は常在性ウイルスのキメラ遺伝子。2020/05/19
http://www.youtube.com/watch?v=RjI6uCLDbUw 

→2020年5月前後:
2020年1月のオーストラリアのドハーティ感染免疫研究所のウイルス分離の論文を根拠に中国の論文と配列が同じでウイルスの存在が確定される。感染研の論文、台湾の論文、電子顕微鏡の存在確認も確定しました。

コロナ騒動の原因 2020/06/02 ソーシャルディスタンスを科学的に検証する http://www.youtube.com/watch?v=-sFLDH527c0

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.5694/mja2.50569

Enhanced isolation of SARS-CoV-2 by TMPRSS2-expressing cells
https://www.pnas.org/content/pnas/117/13/7001.full.pdf

Contact Tracing Assessment of COVID-19 Transmission Dynamics in Taiwan and Risk at Different Exposure Periods Before and After Symptom Onset
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32356867/

ウイルスと風邪の区別ができていない人も多々いました。

「コロナは単なる風邪」論を一発で論破する方法

2020年夏

→2020年6月頃(コロナ第2波前):
「存在しないというのは完全に間違っていた」とコロナの存在確認を肯定して対処する方向へくら替えする科学者や評論家が多々でてきました。
懐疑論者が肯定的に方向転換しました。
存在しない、単なる肺炎カウントにしても、さすがに同症状での症例や死者が多すぎるという事実からの鞍替えも多かったです。

この時点で「コロナは存在する」という前提に「PCR検査がおかしいのではないか」と自分の間違いの矛先をPCR検査のせいにして誤魔化す人々が出てきました。


2020年秋-冬

→2020年10月-12月頃(コロナ第3波前):
コロナ第3波前に日本の一部の界隈で「コロナ存在しない!単なる風邪!」と復活しました。
トランプ大統領選挙を背景にあります。
およそ一年前、2020年3月頃のコロナ出始めの「まだよくわからない」という情報を根拠に「存在しない」としていました。
すでに一年の情報遅れ。
単なる風邪だの、集団免疫万歳だのでまた盛り上がりました。

他の入院患者も増える時期なのにタイミングが最悪でした。
そして彼らの予想は大外れ。第4波で過去最高の新型コロナウィルスの陽性患者を記録しました。

→2021年1月:第3波の事実とトランプ敗北を経て、完全に「コロナ存在しない論者」は沈没。

こうして
さすがに今では情報更新されてない時代遅れな人は消えました。