カリスマになる方法~教祖や自閉症や人格障害との違い~

心理学・精神医学

友人の臨床心理士と話していて、自分はカリスマ的な要素があるのかという話になった。
私は生徒会長のように他人をまとめあげることも、あげた経験もない。というか集団行動が何より嫌い…なのだがカリスマ的な要素はあるのではと感じた。

カリスマの要素とはなんだろうか?

カリスマの要素

カリスマの要素として、まず新規的な「未来のビジョン」があり、それが絶対なると信じている。
そのために他人にも介入して動かそうとする。

しかし個人の思想に依らず、束縛少ない。
「自由度が高い」のも特徴。

周りからは新しいことをするので非社会的でトリックスター的な行動を取る。よって革命家でもあるが常識の破壊者として理解されず嫌われることも多い。

1、「未来のビジョン」が絶対そうなると信じている。
2、それに合わせるため他人に介入して影響を与える。
3、思想的な束縛が少なく「自由度が高い」

と言ったところだ。

カリスマと自閉症スペクトラム障害アスペルガーとの違い

自閉症スペクトラム症アスペルガーのように自分の頭の中の先行イメージに合わせないと感情起伏パニック起こすのとは違う。
彼らがこだわるのは「電車やバスの時刻表」とか「時計の針の位置」とか「空間のモノの位置」だからだ。

カリスマなら「未来のビジョン」という知識と経験に基づくものになる。

カリスマと教祖の違い

カリスマと教祖が異なるのは、自由度が高いカリスマに比べて、個人の思想まで束縛して集団を維持しようとするのが教祖。
身内の群れを好むマイルドヤンキーやルフィ海賊団、クラス学級の集団とかが教祖型。
逃げる者は仲間内で総叩きにするような隔離と囲い込みがある。
カリスマにはそれがない。

カリスマと自己愛性人格障害や境界性人格障害との違い

カリスマに間違えられやすいのに、こだわり強いアスペルガーの他、自己愛性パーソナリティ障害や境界性パーソナリティ障害がある。
これら人格障害のクラスターB群は、「経験に基づかない自信で他人を見下しにかかる」のが特徴的。
本心では自分に自信がないので他人の評価を落として蔑むことに全力を投じる。
彼らもそれ故に他人を巻き込んで束縛する「教祖」になりやすい。

広く浅く自由度高く、自己肯定感を得させるのが本物のカリスマ。

よってカリスマは、集団をまとめあげたり、上で指示したりするイメージがあるかもしれないが、それは教祖であって本来のカリスマのイメージと違うと思っていい。

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