天皇陛下の趣味ってなにか?と気になったことはありませんか?
意外にも令和の徳仁(なるひと)天皇がウルトラセブンが好きでした。
徳仁天皇とウルトラセブン
皇太子殿下とウルトラセブン
令和の天皇である徳仁様の趣味のウルトラセブンが国営放送で一挙放送されてもおかしくありません。
2019年令和元年、徳仁(なるひと)天皇陛下が即位されたのが59歳(令和元年時点)。
このあたりは大阪万博で幼少期が盛り上がった世代です。
ウルトラマン、ゴジラ、サンダーバード、おそ松くん、西部警察等々の特撮系がクリティカルにブームになりました。
いやいや、天皇陛下がそんな!
と思うかもしれませんが、当時はテレビは高級品で一家に一台もない時代でした。
何が放送されようとも「すごい」と受け入れられる時代だったのです。
天皇陛下が好きな怪獣図鑑
当時の記録でも特に天皇陛下にあらせられましては幼少期から怪獣図鑑がお好きでご購読されていらっしゃったようです。
ウルトラマンサイドではなくて、怪獣図鑑というところに本物らしい愛を感じます。
ウルトラセブンはエグくてグロい
ウルトラマンとウルトラセブンを比較すると、ウルトラセブンの方がメガネで変身したり、アイスラッガーという飛び道具が登場したりとカッコいいので人気がありました。
ただウルトラセブンはアイスラッガーで怪獣を細切れにして殺したりとグロい上にエグいのです。
当時の時代背景として、共産主義的な唯物論が謳歌していたので表現者としてリアリティの追求がテーマとしてもあったからです。
令和の天皇徳仁様を拝謁した時
私自身も2016年頃に間近で天皇皇后両陛下をご拝謁したことがあります。
一瞬ではあったが目があっただけでも何かありがたみを感じました。
令和の2019年グリッドマン最終回でのウルトラセブンのパロディ
2019年、円谷プロのSSSSグリッドマンの最終回で、ウルトラセブンの最終回のパロディをやりました。
しかし気付く人も少なかったです。
天皇陛下も見てたのかなと期待したいです。
当時の円谷プロは活気がありましたが、ウルトラマンレオあたりで瀕死となりました。
そこで円谷プロは妥協してザ☆ウルトラマンというアニメ化に走りました。
しかしもう人気もなく、心機一転させたグリッドマンも打ち切られ、平成ウルトラマンティガまで冬眠していきます。
円谷プロの迷走期に出てきたグリッドマンとは?
私自身は特撮は平成のグリッドマンが最初でした。
押入れに入ってた1993年製当時の電光超人グリッドマンのソフビフィギュア。希少品。当時はタカラがスポンサーでした。
円谷プロの平成ウルトラマンが始まる前、ウルトラマン迷走期に生み出された革新の亜種ウルトラマンです。
windows3も間もなくMS-DOS時代なのにパソコンオタクが怪獣を電脳世界で暴れさせるというストーリー。
設定が時代を先取りしすぎたのです。
当時はガンダムもGガンダムに代表されるように今までの巨大怪獣ブームが下火になってきて革新しようと迷走していた時期でした。
しかし逆に、正規の歴史から外れたがゆえに現在ではハリウッドに取り上げられたりと海外展開しやすくなったというメリットを得ました。
なので2019年のSSSS.GRIDMANの最終話で、グリッドマンが当時のテーマソングで復活して、最後に特撮に戻っていく描写には感動しました。
また庵野秀明監督がシン・ゴジラに続いて、「シン・ウルトラマン」を制作してくれてるらしいので期待したいです。
怪獣の心理学
前置きが長くなりましたが怪獣の心理学について考察します。
シン・ゴジラについても少し書きましたが、今度は人間側にフォーカスします。
ウルトラマンのファンは確実に収集癖のコレクターです。
私がそうだったから分かります。
ウルトラマン単体なら数は少ないですが、天皇陛下のように怪獣図鑑にハマり出すとやばいです。
人形コレクションがキリがなくなります。
陛下にとっても伝統の生物学研究と通ずるものがあったに違いないです。
怪獣は常に迫害される敵とされます。
妖怪という空気教に虐げられた理不尽の塊と、獣のような幼児期の欲求の実体化。
ヒーロー側ではなく、怪獣に共感する人はその経験が幼児期にあるからです。
多くの特撮モノの場合、ヒーローサイドに共感するでしょう。
しかし怪獣サイドに共感するということは、幼少期に怪獣と同じように理不尽に迫害されて虐げられた経験があったということなのです。
何だか分からないが街中で暴れだしたくなる衝動というのはそこにある。
自分の好きだったヒーローや怪獣を思い起こしてみると、そこに今の悩みを解決するヒントが隠されている。
p.s
SSSS.GRIDMANも新条アカネという女子高生が日常の閉塞感から怪獣を作り出してくストーリーである。高度で先駆的なアニメーション技術や、メタ的なパロディ導入、心理的背景まで細かく丁寧に作られているのでおすすめである。エヴェンゲリオンと同じくらい考察しがいのある作品である。