A(環境→影響)→B(患者→病気)の基本

A(環境→影響)→B(患者→病気)

医療者目線だとAの家庭や学校や職場の社会的な環境問題を診断名目で切り離して治療を優先する。

しかし患者目線だとBしか見えておらず、Aを見たくないので根治にならないことが多い。

あまつさえBしか見えてない医療者も多い。

Aに対応すると負担が大きくキリがないので、切り離してBを優先するのは相互に合理的な判断ではあるが、
認知行動変容せずにまた医療者が戻してしまう&患者が戻ってしまう。

特に精神科領域で、患者が自分の病気(B)について、ぐるぐるぐる何度も何度もループさせてしまうことがある。
病気の定義との言葉の整合性を取ろうとしてしまう。発達障害+精神病のパターン。
言語化で安心感を得られるかもしれないが、ずっと環境(A)の話が出てこないので内観に繋がらない。

患者どころか医療者自身も気づいている人も少ないが、
診断は「患者を病気と決めるため」より、病気にさせた「悪い環境から患者を切り離すため」

すなわち「保護」「隔離」の役割が一番強い。
なので「病気を良くしよう」とだけコミットしても何一つ良くはならない。

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