とても重要な指摘。19:00あたりから。Art(アート)は芸術も技術[科学:自然科学/社会科学]も同じ。リベラルアーツと繋がる。

日本の洋画は東京芸術大学ではなく東京大学の中の「工部美術学校」が発祥。「工部」の技術の位置づけ(のちの経産省)。しかも江戸幕府の蕃書調所の出身であった。つまり幕臣。明治29年に東京芸術学校で薩長土肥で明治維新のように対立している。そこから力を持っていく。


解説

元々、東京大学は明治時代の政府官僚の庇護を受けた開成学校、医学校、昌平学校と工部大学校が集まって出来た大学である。江戸時代まで武士は藩に入ること(公務員になること)が唯一の道だった。だけど廃藩で武士は明治時代以降、この工部大学校に入った。このせいで日本は最初から工学部が偉かった。

これで武士の「上の者に従え」という儒学(朱子学)の教えが、東京大学(当時の工部大学校)に入り、工学のモノ作りが一番偉い、日本は技術職人が偉いんだ、会社も年功序列でモノ作りするんだ、という流れを作った。繰り返すと、欧米のリベラル・アーツ視点では、武士=工学=奴隷=日本人である。

明治時代の政府官僚の庇護を受けた開成学校、医学校、昌平学校と工部大学校が集まって出来たのが東京大学。それまで藩(公務員)になることが武士の唯一の道だったが廃藩以降は工部大学校に入った。そこで「工学=モノ作り」をさせられる。欧米のリベラルアーツでは「自由」に対してモノ作りは「奴隷」

数学・自然科学・社会科学・政治・経済思想。リベラルアーツの世界基準で学問のダイナミズムを知らないと、その領域のドンづまりで矛盾に葛藤することになります

世界の全学問の対立図【まとめ】