小さい!大量!顔につく!うっとおしい!かゆい!
もはや我慢の限界!キノコバエを人類から駆逐したい!戦争じゃ!

こんにちは。
キノコバエと戦い続けて6年。キノコバエ界隈で研究第一人者と呼ばれている時田憲一です。

2020年!また奴らがやってきました!キノコバエです!絶対に許されない!

2020年度、また増えておった!

2012年がピークで2016年に戦争は集結したのです。
そして2017年、2018年、奴らは出ませんでした。

しかし2020年!また出た!許さない!許されない!

キノコバエの生態をおさらいしてみましょう。


キノコバエの基本情報

正式名称「チビクロバネキノコバエ」。
略称で「キノコバエ」「クロキノコバエ」「クロバネキノコバエ」と呼ばれる。

・大きさは0.5mm~2mm程度(黒ゴマ程度)
・水分を適度に含んだ腐葉土などのある場所(野山、畑、植木鉢等)から発生。
※その発生源が広すぎて特定は不可能。なので地域を限定して田畑や山林に駆除剤を散布しても無意味になる可能性大。
・多くは地面から湧くように這ってやってくる。飛んで入ってくるのは比較的に少ない。(感覚的に地面70%、飛翔30%。)
※コバエポットンなどの設置型の「飛ぶハエ用」の対策はほぼ無意味。
・早朝の7時~10時に大量発生する。(7~8時頃が最も多い)
・成虫の寿命は4時間程度。大量に湧いて、半日のうちに大量に死んで、こぶし大くらいの死骸の山を残す。それを毎日繰り返す。
・食べ物に集(たか)り、顔や身体にも大量にまとわりつくので不快。
・網戸どころか、窓・ドアを施錠しても、壁のわずかな穴や隙間や部屋の繋ぎ目からさえ大量に入ってくる。
・床の畳はもちろんフローリングからも0.5mm以下の目には見えないような通風口を貫通して湧くように入ってくる。
・「生態がまだ未知」であり、「研究者もほとんどいない」ため対策方法が全くない。
・「害虫」ではなく「不快害虫」なので「無害」扱いされ、行政では対策できない。
・網戸どころかフローリングの床の0.5mm以下の通気口さえも貫通して大量発生する極小のハエなので簡単に「防ぎようなんてない」のです。

キノコバエ大量発生!2018年の戦い!~どこからくるのか?黒い小さいハエ!原因と対策~

不快害虫という法の網も通るハエ

奴らは害虫ではなく「不快害虫」。
つまり「害虫」の対象からの法の網をくぐり抜けているのです。


凄まじく早く生きて死ぬ。最速の世代交代。

「キノコバエが輪廻転生しているとしたら凄まじい速さだ」と地元の人が言っていました。

午前中の涼しい時間帯に大量発生し、人間の体にまとわりついて不快にした挙句、
4時間で死んで大量の死骸を残します。
これを毎日繰り返すというすさまじい早さの世代交代をしています。
およそ3ヶ月間繰り返します。

行動的での対策

・基本的には窓や換気扇などの痛風口を「閉め切る」という手しかない。

・梅雨明けした早朝の7時~10時の晴れた涼しい時間に大量発生する。その時期・時間を狙って対策すること(6月の中旬頃~9月下旬頃)

・「明るい・白い」ところに集まるので、電気を消し、カーテンを閉めておく。

・換気扇やクーラーからも入ってくるので7時頃~10時頃につけない。


兵器での対策

・窓枠・天井・床など発生する場所には「黒っぽい紙やボードあるいはシートと、ガムテープで目張り」する。

農業用の「穴なしのマルチ」が黒シートでは最適です。

・ガムテープは壁に貼ると残るので、貼ってもしっかり固定できる上に綺麗にはがせる「養生テープ」がおすすめです

・家の周辺に薬剤を巻くと半減します。やるとやらないでは明らかに差があります。

・サキュレーターの風で部屋の隅の一ヶ所に誘導させることが可能です。

・掃除用のコロコロ(ハンディクリーナー)は欠かせない
小さいキノコバエの取りこぼしを防ぎます。

・ACハンディクリーナー掃除機
当初は大量のキノコバエを毎日ちり取りで集めていましたが、手間だったので掃除機にしました。
必ずACハンディクリーナー掃除機にしましょう。ACとはコンセントのコードにつないで動くという意味です。
充電式のハンディクリーナー掃除機だと、掃除機はパワーを使うので充電がすぐ切れます。また充電池が摩耗して数年後にはフル充電で数分も使えなくなります。
必ずACハンディクリーナー掃除機にしましょう。

・電撃殺虫器・捕虫器

私とキノコバエとの戦争が集結した2016年頃、Amazonにこんな便利グッズはありませんでした。
キノコバエにも効果があります。

4年単位の周期的な大量発生

しかし「年単位の周期的な大量発生」ということは裏付けられました。

一生、毎年続くわけではなく、いつかは終りがあるということです、

マイマイガのように10年単位で大量発生したり、周期ゼミのように素数の年に大量発生したりする法則性があるようです。

・発生期間は7月中旬~9月下旬(およそ3ヶ月)
・発生時間は7時~10時の晴れた涼しい時間
・発生範囲は約1km圏内(田畑や山に近いほど多い)
・寿命は4時間

発生範囲に関して、周辺住民の情報を聞くとだいたい1km圏内に収束していました。


キノコバエには闇魔法

やはり今年はキノコバエが出ている。奴らの恐ろしさは「大量発生」「大量死亡」「大量輪廻」。
毎日、4時間程度の間に、大量に沸き、大量に死骸の山を築き、輪廻転生してまた翌日同じことをする。
これを4ヶ月は毎日繰り返す。
一匹1mm程度のコバエなので防ぎようがない。

キノコバエはコーエー無双(大量殺戮)しても多すぎてキリがない。唯一遠ざける方法は「闇魔法」。
家の周りに防虫剤を散布した後、黒い布で部屋の目張りをして明かりを消すしかない。

キノコバエ対処法は、部屋に黒い布で目張りし明かりもつけず、カーテンも開けず、9月頃まで耐え忍ぶ。
黒い布に大量のハエの死骸がたまる。布を外した時は米袋をひっくり返したみたいにドバーッとハエの死骸が取れる。

キノコバエの毎日の死と再生を見ていると、たった4時間程度で輪廻転生が見られる上に、穢土転生の術で転生した転生者がさらなる穢土転生の術を使ったかのように指数関数的に増えているのが目視できる。

私とキノコバエとの戦歴

キノコバエ2018年の戦い
キノコバエ大量発生!2018年の戦い!~どこからくるのか?黒い小さいハエ!原因と対策~
キノコバエ2016年の戦い
https://libpsy.com/sciaridae-war-2/3892/
キノコバエ2015年の戦い
https://libpsy.com/sciaridae-war/3071/
キノコバエ2014年の戦い
https://t.co/mnppOTLk5j
キノコバエ2013年の戦い
https://t.co/nljctvfeCu
キノコバエ2012年の戦い
https://t.co/8ofmzmhuYb