「血をとる」ときに感じる罪悪感と感謝

心理学・精神医学

総合病院で働いていると採血は各部署でやってください、と言われます。

しかし注射は知人や友人に刺すと「罪悪感」と「感謝」が同時に来るのです。

「こんな下手な私が刺してごめんなさい」という罪悪感と、「刺させてくれてありがとう」という感謝です。

血を採る業務がルーティン化するとそんな感情は忙殺されてしまいますが、この初心の気持ちは大切にしたいです。

静脈採血注射するのは罪悪感と感謝の感情が出てきます。

しかし点滴静脈注射ルート留置はあまり罪悪感は感じないのです。

おそらく「血を採る」のと「薬剤を血に入れる」ので、血を採るほうが血を奪った感覚があるからだと思います。

「薬剤を注射で血に入れる」となるとあまり感謝を感じなくなるのは不思議です。

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