日本へのワーキングホリデー等
就労ビザ→非居住者 在留カード(3ヶ月以上)
①部屋賃貸契約(住所登録)→銀行口座が必要
②銀行口座開設→部屋賃貸契約(住所登録)が必要
日本で働く外国人が陥りがちな①と②の無限ループの回避ってどうやるのだろうか?
多くの外国人がこの罠に陥って困っている人が多い。
そして
3ヶ月以上の在留カードでも「住居地が未定」だと銀行口座も開設できない可能性が高い。
これらの解決法をまとめます。
日本へ来る前にやること
①Wiseカード作成で海外送金準備とマルチカレンシー口座開設
WISEカード(年会費無料/口座維持費無料)を作成して、自国と日本と最安の手数料で外貨両替ができるようにします。そして、付属のマルチカレンシー口座機能で簡易的に日本円の日本口座を開設しておきます。
両替商よりも格安で通貨をアプリ内で両替できるので便利です。
両替した通貨はいつでもスマホアプリで自国通貨に戻せます。
移住国のコンビニATMや空港ATMから、その時にいる国の通貨の現物を出金できます。
対応していない国もあります。その場合は次の②から始めてください。
WISEカードとは?
・各国の通貨を最安手数料で簡単に両替できるカード
・Skype(スカイプ)通話アプリの社長が作った信頼できるカード
・デビットカードのため審査が簡単
・主要世界各国どこでも使える(マスターカード)
・外国でATM引き出しも現地通貨で可能 ・100万円程度まで簡易外国口座としても使える
・年会費無料。口座維持手数料無料。(カード発行手数料1200円のみ)
Wiseカードの作り方円安でモノの値段が高くなっているのに給料は上がらず。貧乏になっていく将来が不安ですよね。 日本の円の価値が下がって、外国人が日本で「半額で買い物」して得をしています。「あーあ。外国人観光客うらやましい、私も外国のお金を持っていたらなぁ。」そ...
②短期宿泊先の手配(30日前には)
30日前には短期宿泊先の手配しましょう。
来日後の仮住所です。
役所(役場)の「住民登録に使える場所」には条件があります。
【OK】
マンスリーマンションOK、シェアハウスOK。
同居する日本人の友人や日本人の配偶者の家OK。
【NG】
ウィークリーマンションNG。(住所登録は出来るが住民票は発行されない)
ホテルNG。会社の事務所NG。
マンスリー契約(安い時期は12月と1月、5月と6月の閑散期)
※マンスリーなので一ヶ月が必須。
https://www.monthly-osaka.jp/area/
シェアハウス
・シェアハウス(例:ジモティー検索 大阪付近)
※3ヶ月以上入居が必須条件のところは避けること
https://jmty.jp/osaka/est-sha
日本人の友人・配偶者の家
手っ取り早い方法として日本人の友人・配偶者の家に住所登録する方法があります。
ただし仮住所ではなく本当に同棲する必要があります。
③自分専用の印鑑を作る(ネット等で注文)
日本に来てから作成してもいいですが、住所がないと家まで届かないので日本へ来る前に作っておくと便利です。
印鑑の大きさは10mm~15mmの丸型。
日本人では「姓のみ」の印鑑を作るのが一般的です。フルネームでも構いません。
・漢字圏の外国人の場合
氏名・通称のフルネーム
氏名・通称の姓のみ
・英語圏の外国人の場合
氏名・通称・カタカナのフルネーム
氏名・通称・カタカナの姓のみ
Amazonでも注文することができます。350円程度です。
外国人用の印鑑作成サイトでも作れます。500円程度です。
日本へ来た後(来日後)にやること
日本へ来た後にはこの手順を行います。
①「在留カードを取得」→空港
空港で在留カードを取得(この時点では居住地は未定)
②「住民登録」→役所(役場)
短期宿泊先の住所の近くの役所(役場)へ行って「短期宿泊先のマンスリーマンションやシェアハウスの住所」で住民登録。
在留カードに住所を書き込み。
「住民票」の交付を受ける。
②-1 市役所で国民健康保険証の申請(3ヶ月以上の人のみ)
②-2 市役所でマイナンバーカードの申請(3ヶ月以上の人のみ) 2025年度〜
③ゆうちょ銀行口座の開設
ゆうちょ銀行は日本で唯一、外国人が在留カードで作れるハードルの低い銀行口座です。
基本的には住む都道府県の市町村で最も大きいゆうちょ銀行であれば対応してくれやすいです。
町村の小さな支店では怪しまれて口座開設できないことがあります。
必要書類:①3ヶ月以上の在留カード、②住所、印鑑など
④楽天モバイルの契約
日本の電話番号を手に入れる。
楽天モバイルが最も使い勝手の良い日本のモバイル回線です。
日本最速の速度でインターネット接続できます。
月料金は3GBまで月額970円程度。20GB以下は月額2070円程度、それ以上は月額3300円程度で上限それ以上の料金は請求されません。
必要書類:①在留カード、②住所、③銀行口座など
⑤職場を決める
住む住所の近くで職場を決めましょう。徒歩や自転車や電車で通勤可能な範囲にしましょう。
必要書類:①3ヶ月以上の在留カード、②住所、③銀行口座、④携帯電話の日本の電話番号、履歴書、印鑑など
⑥賃貸契約する
仮の住所(マンスリーマンション、シェアハウス、友人宅)から離れるためのアパートやマンションに賃貸契約しましょう。
必要書類:①3ヶ月以上の在留カード、②住所、③銀行口座、④携帯電話の日本の電話番号、⑤職場の住所と収入証明、印鑑など
◎ 第5章 各国語契約書等見本
「部屋探しのガイドブック」(日本で部屋探しをする外国人の方へ)
(例)
英語
https://www.mlit.go.jp/common/001238429.pdf
中国語
https://www.mlit.go.jp/common/001317845.pdf
6ヶ月以上が経過したらゆうちょ銀行以外の銀行口座も申請を出して口座開設すると良い。
「連帯保証人不要」の通常物件
SUUMOで「連帯保証人不要」の物件を探す
https://suumo.jp/chintai/nj_112/?suit=STcm20210706001
レオパレスで物件を探す
「在宅セーフティネット制度」で外国人OKな格安住宅
・住宅セーフティネット制度
これは外国の方など部屋探しに困ることの多い方のために空室や空き家を活用できる制度です。
通常の物件よりも安価に提供されています。
企業に勤める場合は「借り上げ社宅」
日本企業に勤める外国人の場合、日本で会社が借り上げ社宅を用意している場合があります。基本的には大企業しか社宅はない場合が多いですが、会社に聞いてみましょう。
参考
日本で外国人が賃貸契約するための”TODO”ご紹介!
https://gloens.com/archives/202004/16-386
海外在住の外国人を日本で雇用する際に必要なToDoリスト =来日後編=
外国人が日本で賃貸契約する際の進め方と課題とは?