2020年から2021年にかけてTwitterよりFacebookの方が荒れるという珍しい出来事が起こりました。
具体的な話題は「コロナ感染症騒動」と「アメリカ大統領選挙(トランプ現職大統領 vs バイデン)」です。
政治の話で荒れることはよくありますが、匿名で無責任なTwitterならまだしも、Facebookは実名制なので荒れることは少なかったです。
なぜ今回は荒れたのか?
外部情報が入るかどうかの差
Twitterは匿名の平行線だけども外部情報が入るのに対して、
Facebookは実名だけどムラ社会のように外部情報が入らないと情報更新されない。
このような奇妙なことが起こりました。
例えば、Facebookで「コロナの真相はこうだ!」「トランプ大統領は不正選挙らしい!」というマニアックな情報がとてもマイナーなところで流行り、その情報を信じる村の住民たちで身動きが取れなくなっていました。
匿名の平行線と実名のムラ社会
Twitterであれば、気付いた村民の一人が「あれ!?この情報は本当に正しいの?」「こんな意見もあるよ!」と外部から情報提供が流れてくる可能性がありますが、
Facebookの場合、それがないまま情報更新されずに化石化していました。
そのため一つの情報から更新されなかったり、一つのコミュニティで全く他の情報が入ってこない減少が起こっていました。
ムラ社会の中だけでどんどん過激化していった
トランプ不正選挙問題だけなら日本ではあまり関係ないのでエンタメ的で無害でした。
しかしそれにコロナ少ない単なる風邪GoTo感染しない集団免疫最高という
生命に関わる話題を乗っけて日本でデマ拡散していた人々は本当に実害性が高かったです。
「コロナは中国ウイルス兵器、コロナは単なる風邪、集団免疫バンザイ、本当はトランプ大勝利、不正選挙、おのれマスコミ、冬から感染者ピークアウト、指定感染症はずせ・・」等々。
この一年、空振り大ハズレして来た人たちがどうなったかといったら
「もうすぐ第三次世界大戦で人類滅亡」
どんどん話を大げさにして「不可能ならばみんな死ぬ!」「あいつは暗殺される!」「こいつは自殺する!」と過激になるうちにめちゃくちゃな結論になっていました。
しかし心理的にはどんな詭弁を使ってでも合理化できればマシな方なのです。
まだ自己を保つことが出来ます。
問題は合理化できずに無秩序に「アノミー化」すると「無敵の人」になって無差別に攻撃するようになってしまうので心配です。