なぜ高齢者は機械を打ち壊すのか?

心理学・精神医学

高齢者に「近未来にスマホがなくなる」と言われて

「そうですね。デバイスが小型化してARやMRに…」と返したら

「いや、原始時代の良さに気付いてネットや携帯がなくなり自然生活に戻る。」と。

いつもの「昔は良かったパターン」

残念。そんなことにはならない。

過去記事
機械を壊して手工業に戻せば経済は良くなるか?~産業革命ラッダイト運動~

おそらく携帯電話が出た頃の高齢者は「携帯電話などなくなって固定電話になる」
固定電話が出た頃の高齢者は「固定電話などなくなって手紙になる」
手紙が出た頃の高齢者は「手紙などなくなって直接伝言になる」
と言っていただろう。

自分の生きた昔の時代の方が良かったという時代への置いてけぼり感。
自分がついていけていない憤り。

別にそれはいい。誰も咎めない。
しかし「周りも自分以下に衰退させよう」とするのが老害である。
みんな自分以下になればいいという嫉妬の邪心がみえるから。

「自給自足は素晴らしい」ということには心から共感する。

しかし

「便利なものを捨てて、自給自足していた原始時代の自然生活に戻ろう」は全く共感できない。

最新のものを享受しながら、同時に自給自足へと向かうのが自立への道である。

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