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引用元
5ドル紙幣にパンケーキが隠れてたと海外で話題 https://t.co/k4mwAhgI

5ドル紙幣のパンケーキは偶然の産物ですが、話のきっかけとして面白かったので書きます。

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なぜホットケーキはパウンドケーキ(パンケーキ)と呼ばれるのか?

これは「重さの単位の歴史」に答えがあります。

パンケーキ(ホットケーキ)=パウンドケーキ。

パウンド=語源はポンド。

1ポンド=453.59g。

ヤード・ポンド法は諸外国ではもう使わないがアメリカのみ強い影響のある分野(航空、宇宙等)で使われる。

ヤード・ポンド法(フート・ポンド法):1824年のイギリスの度量衡法で帝国単位として法定。

アメリカの慣習単位にもなったが、単位に差があったため統一すべく1875年にフランス発のメートル条約をアメリカ及び諸外国が協定。

1960年前後にはその協定規模は更に拡大。

国際度量衡総会(CGPM)のSI単位系(メートル法)に完全に殺されている。2000年以降では使用禁止になる。

しかし現在でもイギリスやアメリカでは反メートル法運動がある。(特にアメリカはヤード・ポンド法を慣習としているので、禁止と言われても公然と使っている。)

ヤード・ポンド法(アメリカ) vs メートル法(イギリス)

この「ヤード・ポンド法 vs メートル法」の対立が、「アメリカ vs イギリス」。

もとい「新アメリカ(旧イギリス) vs 新イギリス」。

愚直に言えば、歴史的な「ロックフェラー vs ロスチャイルド」の対立。

近年も、「空気」を「排出権」というマネーに転換することで、原子力、石油、天然ガスという異なったエネルギーを一つの通貨で換算したのも、欧州と金融資本が描いた「度量衡戦略」。

4年に1度、パリで行われるメートル条約を維持するための国際度量衡総会(CGPM)も大きくは欧州ロスチャイルド系だろう。

特に「メートル法」のグラムの単位を守りたい。

地金王だから。

ちなみにアメリカの石油王ロックフェラーの石油単位「バレル」は、古典的な「ヤード・ポンド法」の単位。

貴金属や宝石単位もアメリカのシカゴ・マーカンタイルでトロイオンス。

これも石油のバレルと同じくヤード・ポンド法。

ホットケーキ(パンケーキ=パウンドケーキ)の歴史を調べてたら、パウンドの単位を通じて、やはり話がシカゴに繋がった。


ポンチキの日

英語圏では脂の火曜日(マルディグラ:毎年2月3日から3月9日)に「パンケーキ」を食べる。

特にカトリック教会などの西方キリスト教の風習において根強い。アメリカではポーランド系アメリカ人(ユダヤ系)の中で根強い。

ここではポーランド語で「ポンチキ」と呼ばれるお菓子を食べる。

アメリカ(ポーランド系ユダヤ・アメリカ人)とイスラエル(ユダヤ人)のお菓子ポンチキ
Wikipedia
https://t.co/BzDnZCS6

シカゴその他アメリカ中西部の大都市の大きなポーランド系(ユダヤ人の)共同体があるが、毎年の「ポンチキの日」に食いまくる。

世界中にホットケーキ(パンケーキ=パウンドケーキ)はたくさんあるが、重層的に重ねるのはアメリカのみだ。

メートル法を重視する国のホットケーキは、呼称に関しても「パウンド」は使わない。

同じ材料でもフランスではクレープやガレットと呼ばれるお菓子になっている。

つまりこのパウンドケーキ(ホットケーキ)こそ、アメリカ(ユダヤ系)の、シカゴの、ヤード・ポンド法を支持して強調するもの。

引用元:Wikipedia(画像)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/ff/Dingell_Emanuel_Paczki.jpg

引用元:Wikipedia
「ポンチキ(パウンドケーキ)の日」を祝う現シカゴ市長のラーム・エマニュエル(オバマ政権の前首席補佐官)とミシガン州下院議員ジョン・ディンゲル(画像) https://t.co/hNugveTX

つまりヤード・ポンド法が大好きすぎます、という皮肉の風習。