なぜアメリカはWHOを脱退したのか?

大きな理由では「WHOが中国のチャイナマネーに乗っ取られた」というものです。

前記事
WHO(中国) vs ギリアド製薬会社(アメリカ)という代理戦争

ただもう一つの理由があります。

それは

「WHOがアメリカの製薬会社を排除しつつある」

ということです。


病院で使われる薬品はWHOが決めている

病院で使われる薬品はWHOが決めています。
WHO必須医薬品モデル・リスト(WHO Model List of Essential Medicines:EML)と呼ばれます。
世界保健機関 (WHO) が決めた必須の医薬品です。

WHOは日本の厚生労働省の親会社なので、WHOが決めたことは日本でも絶対に適応されます。

なぜアメリカはWHO(世界保健機関)を脱退したのか?

2009年の新型インフルエンザの流れを見てみましょう。

2009年新型インフルエンザ
→ロッシュ社(ギリアド社の兄弟)のタミフル売れ売れキャンペーン
→WHOが推奨必須薬に登録。
→精神異常など副作用が多発。
→2017年タミフルの効果認められず。WHOが非推奨薬に格下げ。
2020年新型コロナ
→アメリカのギリアド社のレムデシビル売れ売れキャンペーン
→アメリカがWHO脱退←今ここ

2017年時点でタミフルの効果認められずにWHOがタミフルを非推奨薬に格下げしています。
それから新型コロナの話が出てきているのです。

新型コロナの薬を出しているのはギリアド社という、新型インフルエンザの薬であるタミフルを出していたロッシュ社の兄弟分です。

端的に言えば、「アメリカはコロナの市場を独り占めしたい」のです。

そのためにアメリカの薬以外を批判して消していこうとしています。

薬が効くか、効かないかなんてどうでもいいのです。


診断基準も同じ末路

こうなると薬にも「WHO推奨薬」と「アメリカ推奨薬」の2つができる可能性があります。

すでに日本の精神病の診断基準では昔から2つに分かれています。

日本の診断基準では、WHOの国際疾患分類のICDと、アメリカのDSMの2つが使われています。

しかしアメリカがWHOを抜けるとなれば、DSMに一元化される可能性もあります。

アメリカ用の診断基準の特徴は「早い、誰でも、簡単、分かりやすい」です。

これはアメリカ用に多人種向けに簡略的に作られているので(アメリカ製薬会社の)お薬が出しやすいからです。

診断基準がガバガバなのです。
今もダイレクトに日本に当てはめています。

なので「悩んでいます」と病院に行けば「うつ病」とすぐに診断することが可能なのはこのためです。
本来うつ病はもっと重いもののはずですが、診断基準のハードルが低いので出しやすくなっています。