なぜ不幸状態に戻ろうとしてしまうのか?~心のホメオスタシス(恒常性)~

誰かからお中元やお歳暮が届くと、ため息をつきながら「仕舞う場所がないのに届けやがって。うちの冷蔵庫や倉庫に対する嫌がらせか!」とキレる家庭。

こうやってすべてを被害妄想で、感謝の気持ちを忘れて、幸福を逃していくんだなぁと感じました。

普段は「誰も私のことを愛してくれない」と言いながら、いざプレゼントが届くと「嫌がらせか!ふざけやがって!」と叩き返す。

心のホメオスタシス(恒常性)

これを心のホメオスタシス(恒常性)といいます。

ホメオスタシスとは、体温が上がったら汗をかいて放熱して冷やすように、人間が自然に体温調節する機能のことです。

この場合、「不幸である状態」にホメオスタシスが働いています。

何か良いことがあっても、すぐ悪いこととマイナスに解釈して戻そうとしてしまうのです。

オセロのように白から黒へひっくり返す。
シンデレラのように不幸であることに酔っているのです。

体温調節のように元の不幸な状態に戻そうとしてしまうのです。

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