なぜ国立大学の事務は対応が悪いのか?~見下しの天下り構造~

心理学・精神医学

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東京新聞:国立大9割に 文科省「天下り」理事ら幹部77人出向
文部科学省出身者が理事や副学長、事務局長などの幹部として在籍していることが分かった。事実上の「天下り」を通じ、国立大の運営に文科省の意向が反映されている恐れ
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「なぜ国立大学の事務・学事・教務課の対応はあんなに悪いのか?」

教授からこんな言葉を聞きました。

どこの学校でも事務課(学生課・学事課・教務課)の「態度の悪さ」は話題の通りなので気になっていました。

某国立大学の学事課に電話したら、こちらの謙虚な丁寧語に対して「あ?」「はぁ?」「へぇ」とタメ口で対応。

別にホテル並に質の良い対応を欲求したいわけではありませんが、
「さすがにひどい」と言えるほど、「社会人として最低限の対応の仕方」「会話の仕方」ができてないのです。

教授までもが
「なんであんなに国立の学事課って態度悪いの・・?すごい見下してくるし、初対面の人にもお客さんにもタメ口だし・・。誹謗中傷を繰り返すし・・。私立大学の学事課とは雲泥の差すぎる・・。」
と言っていました。

よくネットの匿名掲示板等でも話題にあがっています。

「国公立私立問わず、どの大学も学事課(事務課・教務課・学生課)は何であんなに上から目線で態度でかいんだろう・・・?」

そうなのです。

相手が学生だろうが一般人だろうが教授だろうが、事務は「すごく見下してくる」のです。

この態度が昭和の公務員並に悪すぎるのです。

一体どういう職員配置になっているのか?

気になって国立大学の人事要項を調べました。

なんと「独自採用」という謎の採用法があるのです。

要するに「天下り」のことです。

大学事務の中での階級差別

もちろんすべての大学事務員が悪いとは思いません。

たまに丁寧な良い人もいます。

しかし国立大学の事務職は明らかに人間的に腐った考え方の人が多すぎるのです。

大学事務は、公務員もしくはその外郭団体の国立大学協会(社団法人)の「国立大学法人等職員採用試験」の試験を通ったあと、
各国立大学の面接での採用(準公務員)か、もしくは「大学独自の採用試験」での採用します。

大学等(高校も含む)の学校事務職員は、

国立学校=公務員か独立行政法人の準公務員。
公立学校=地方公務員。
私立=会社員。

という感じになります。

多くの人は国立学校での公務員を目指します。

公務員は競争率が高いです。

一方でどこも経費削減のために事務バイトを増やしているのです。

つまり、
天下りで高級な学歴有能感の上の一部層と、ワープアな下の多数派層の格差がすごいのです。

環境悪くなるわけです。

そして特にどの学校の事務職員の「独自採用」というのが怪しすぎます。

お金や利権の人脈や天下りで採用してることが容易に想像されます。

上の層が天下りなのです。

なので必死に厳しい競争率を勝ち抜いてきた公務員(準公務員)の劣等感をかき立ててしまいます。

そして事務バイトの増加に伴い、公務員が優越感をバイトに押し付けるのです。

文科省官僚や大学関係人物の天下り(最上位層)


(越えられない壁)

必死に勉強した公務員(中間層)

事務バイト

という身分差別が今もあります。

結果、職場の鬱憤が溜まり環境・態度悪化につながるのです。

事務は社会に出たことない人たちの集まり

カネと人脈の天下りで居座るトップと
「自分は○○大学を出て、5教科と憲法や法律をお勉強して厳しい競争率で公務員になったんだぞ」と虚勢を張る一部の公務員。

この2層構造で大学事務はできてます。

そこに事務バイトの増加により、多数派の差別層ができました。

大学事務の公務員は差別層を攻撃して劣等感を満たしているのです。

勤める人も、元々学校事務員(国公立学校事務員)になるために「学校を選ぶ」くらいなので「学歴コンプレックスが凄い人」なのは容易に想像がつきます。

よって企業に務めたことがないのです。

接客サービスを知らないのです。

そこで事務バイトを劣等感を満たすための攻撃対象にするのです。

事務バイトも接客サービスを知らないのです。

結局、誰もサービス業を学んでないわけです。

サービスの知らない高級な一部の公務員層が、
同じくサービスの知らないワープアのバイト層を格差攻撃して悪化させてるのです。

私立学校の事務対応はまだマシ

唯一、学校事務員に救いがあるのは会社員としてやっているのは私立学校です。

ただ学校(企業)の方針と教育によります。

私立でも態度悪い場合はありますし、上の層が天下り人脈なのは変わりありません。

ただ教授や口コミでも「学事課(教務課・学生課・事務課)の態度は国公立よりはマシ」と言われています。

今後どうしたら良いのか?

このような天下りによる職場環境悪化の構造は、大企業や警察や社会福祉法人施設でも見ることがあります。

日本社会の縮図です。

「全員がアルバイトで良い」です。

なぜ環境が悪化するかと言えば、
公務員なので「俺たちこんな悪い態度とってもクビにならないもーん」と調子に乗って脳みそが幼児退行しているからです。

民間会社であれば、即クレームになってクビです。

サービスを受ける側からしても、それでいいのです。

大学事務もすべてアルバイトでいいです。

公共サービスの難しい仕事をこなしているわけでもありません。

税金で運用するほどの価値もありません。

大学事務に限らず、そもそも教師も公務員でなく私立のように会社員で良いです。

そちらの方がサービスの質が良くなります。

本当に「お勉強して有能」と言うのなら、別に公務員でなくても良いはずです。

労働生産性ある活動をしているはずなのです。

そもそも別に公務員である必要性なんてまったくないです。

切られた非正規雇用者の長期失業を防ぐために、全員が非正規雇用になれば良いです。

最大の問題は失業が「長期化」することなのです。

全員を正規雇用化する発想は逆に長期失業者(貧困者)を増やすだけです。

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