YCC撤廃、1%の利上げとダイレクトに言わずに「めど」だの「柔軟な緩和」だのと「翻訳できにくそう」な日本語の曖昧表現を使って海外投資家を困惑させる。歴史的なことしてる割に波風立たないようにさせるのが上手い。

日銀の日本人らしい独自対応を見る限り、他の中央銀行から「日本の利上げのことなんて知らん」「しかし欧米の足を引っ張らないほど株価下げずに量的緩和だけはしろよ」と無茶ぶりをやられてタイミング待ちだったのだろうなと。後進国並に弱小ですごく見下されてる距離感はよくわかった。

日銀の日本人らしい独自対応を見る限り、他の中央銀行から「日本の利上げのことなんて知らん」「しかし欧米の足を引っ張らないほど株価下げずに量的緩和だけはしろよ」と無茶ぶりをやられてタイミング待ちだったのだろうなと。後進国並に弱小ですごく見下されてる距離感はよくわかった。

察するに、日本株の親会社で全て握ってるアメリカ様の命令では「日銀利上げしても、日本株を下げて足を引っ張るなよ」という無茶ぶりだったので、日銀はぼかした表現で回避したが、今後、連動する米国株が急落したら日本株はより暴落し、株安円高への値幅も凄まじいことになる

本来これだけのインパクトのあることをしたら日本の株価は大暴落して、株安円高に転ばないとおかしいが、
7割が海外投資家の日本株市場において「日本語曖昧表現」を使って「気付かれない」ようにしようとする、追い込まれた狡猾さ。
半年前の日銀の「かもす」とも似た手法。

外資ファンドが国債ショートしている中で「YCC撤廃します」とダイレクト翻訳されないよう「日本語の曖昧表現」でYCC自然修正に掛けるという巧みなことをやった。それに海外投資家が気付いてない。

発表してもしなくても自然に到達する

日本国債を最大限ショートに、実を結びつつあるブルーベイの戦略 https://bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-28/RYILP6DWX2PS01 日銀が10月までにイールドカーブ・コントロール(YCC、長短金利操作)を撤廃するとみており、利回りはいずれ1.25%に達すると予想している。

YCCを解除したのに、気付かれていないのか、気付かれていてもこれなのか、日本株が大暴落することなく円安になってるのに、逆に危うさを感じる。
ゆらゆら漂っているうちはいいが、ふとした拍子にドカンと来そう。