科学的唯物論ブームと新興宗教ブーム~繰り返す親子世代間ブーム~

前者は70年代、後者は90年代に流行った。
親世代と子世代。
今の80代と60代前後が若い頃。
科学的唯物論ブームと新興宗教ブーム。
そして双方とも過激派が出て社会問題を起こして潰れた。

この歴史を知らないと、40代と20代前後でまた同じ過ちのループをしてる。

精神病で自殺や殺人に繋がるアノミー(無連帯)根底は「生か死か」「二分法思考」から。
これを作り出す思想が「目に見えるか、見えないか」で安直に分ける。唯物論と観念論。左と右。
日本は世界基準リベラルアーツの学問構築ではなく、理数系、文科系と誤って分けた結果。

「理数系vs文科系」日本のみの分け方は「目に見えるか、見えないか」「有か無か」の陰陽の中華思想の認識が根底。学問(科学)的にダメダメ。前近代。

数学(神学)論理から哲学を組み上げて派生したと認識してないと、理系Ph.D(哲学博士)と名乗る意味を理解できない。

精神科医の中井久夫先生が指摘していたように、社会問題から、思想・思考・考え・体験と歴史の重層的なフィルターで見ないと本質は見えてこない。

現代はもう、父性的な「思想性なんてダサい」と社会的な理想像が骨抜きにされてしまい、ただ女性的に共感だけの仲間うちだけで、刹那的にコンテンツを消費して傷を舐め合って生きるようになった。
思想を誇示する人も古いレアキャラで煙たがられる。
しかし歴史を知ってないとコロッとだまされる。

オウムや統一協会など90年代の新興宗教ブームの時、
「理系で科学的に」と戦いまくったのは、当然ながら反宗教で科学的唯物論の思想を基礎とする赤旗つまり共産党だった

政府官僚が統一協会や創価学会に飲まれても、自己愛が未熟ゆえの権威主義者は、自分も国も権威で否定できないゆえに、「理系で科学的に」と言いながら宗教を擁護する自己葛藤を抱えることになった。

思想とかいう誰か他人が考えた、大して影響力も少ない遠い存在でチャンバラごっこできてるうちは本当に平和。右も左も「思想の自由」があって良かったねと感じる。

憲法改正で改憲してその自由をなくして、全体権威主義の隣国と同じになろうとしない限りは。

日本人は「空気」の尺度があるので「自分から遠い存在」になるほどそれが強い。
家族<友人<教員<職場上司<国(政府)
で「みんな」「多数派」と認識されているものが優先される。
みんながやっていれば信じるし、やっていなければ信じない。
そして空気の枠外の者は基本は敵。

中国人は「義」の尺度があって「自分に近しい人」ほどそれが強い。
家族>友人>教員>職場上司>国(政府)
個々人の国(政府)など「自分から遠い存在」への信頼度は恐ろしく低い。
自分の身内の家族や友人や先生が信じていれば信じるし、信じていなければ信じない。そして義の枠外の者は基本は敵。

欧米人から見て「なんで日本人はムーニー(統一協会)なんぞの弱小カルト宗教に騙されてるんだ?」の理由が「宗教耐性ゼロだから」
「理数系 vs 文科系」の分け方で、理科に対立的な数学(神学)の宗教要素も付与した為「唯物論 vs 観念論」「中国共産党 vs 韓国統一協会」の連想対立で洗脳されたから

日本は、
左に転がると唯物論の科学主義な中国共産党の権威全体主義
右に転がると観念論の韓国統一協会の権威全体主義
の安直な思想に無自覚に釣られてる人が多い。

これは戦後、世界水準リベラルアーツ教育ではなく「理数系」と合わせてしまい「理科」(人間)と「数学」(神=宗教)を区別しなかった功罪

日本人が国際基準リベラルアーツ学問を理解してないため、自己愛の権威の依存先が、2つの思想の落とし穴に落ちがち。

「理系で唯物論で科学主義の俺TUEE!」
→どこの中国の共産党員ですか?

「愛国心もって軍拡武装して中国共産党に対抗しよう!(勝共)」
→どこの韓国の統一協会ですか?

政治批判するな以前に、逆に
・反社宗教団体絡みで裏金と収賄で逮捕された東京五輪や国葬
・取引先を潰すインボイス制度
・国際刑事裁判所からの国際指名手配犯
をなぜか支持してる人の方が相当に頭悪い+危険人物なので、
取引先から案件抹消されるレベルで信用ドン底の警戒アラートMax。

G7のポリコレ配慮のファッション感覚で長崎原爆平和式典をボイコットする様子を見てると、

これは韓国保守の統一協会の計画通り、日本が改憲すれば、G7も喜んで日本へ国連敵国条項を発動させてくるだろうなと。

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