小学校・中学校・高校・専門学校・短期大学・大学などで、先生や教師や教授から理不尽な目にあったらまずやるべきことがあります。
それは「訴える場所を知る」ということです。まずはそれだけで心理的にも楽になります。
そしてできれば、親などの第三者ではなく、小学生だろうと大学生だろうと、やられた学生本人が勇気を出して訴えて(告訴して)欲しいです。
小学生の子を持つ親であっても、親なら本人に告発していいかの意思の確認は取りましょう。
※本人が言うのを告訴、本人以外の第三者が言うのを告発といいます。本来は警察・検察に対して使う言葉ですが分かりやすく用います。
「教師は何でもやっていい神様なんかではない。」
「先生より上の人はいる。一番上にいるのは法律である。」
「他人に理不尽なことを行い、法を犯せば、肩書き以前に人として法で裁かれる。」
このことを念頭に置いて、
・教師のミスを生徒(学生)のせいにした、裏切った、冤罪を掛けた
・全く無根拠に成績を下げたり、単位を与えなかった
・体罰した
・虐待した
・いたずらした
・脅迫した
・人前で人格否定や恥辱をくわえた
・・など本当に告訴するべき範囲に入るかどうかを吟味(ぎんみ)した上で、訴えましょう。
理由が上記に当てはまらない、あるいは証拠に乏しいことであれば、感情的で短絡的なモンスターペアレントやモンスタースチューデントと同じで逆に自分が不利になります。
人のせいにしたり、裏切ったり、無根拠に成績を下げたり単位を与えなかったり、物理的な体罰、身体的ないたずら、人前での公開処刑や恥辱など証拠が残っている場合、被害者が複数いる場合は、訴えるに値すると思います。
※これらに当てはまらないのであれば、その学校のスクールカウンセラーに相談しましょう。(守秘義務があるので一応は安心です。)
それでも証拠があれば確実なので、必ず以下のような
ボイスレコーダー(ICレコーダー)を普段から護身用に持っておきましょう。
ICレコーダー
私も常に持ち歩いています。
筆箱やカバンや服のポケットに入れておくことがベストです。
いつ何時仕掛けられることか分からないことなので、あれば安心感があります。
それ以外でも授業や講義や会社でも利用することが多いです。
別に証拠がなくても訴えることはできます。しかしあれば確実です。
基本的な相談窓口
小学校・中学校(義務教育)であろうと、高校・専門学校・短期大学・大学であろうと、最優先は
国公立の学校であれば、
教育委員会(全国教育委員会一覧:文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/link/kyoiku.htm
私立の学校であれば、
都道府県の私学課(都道府県私立学校主管部課一覧:文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/009/001.htm
です。
並行して相談を検討すべき場所
とはいえ、教育委員会にしても都道府県の私学課にしても、文部科学省の下位であり各学校の上位機関なので、助成金などの癒着関係もあります。
なので門前払いはないにせよ、よほどしっかりした内容でなければ取り計らってくれない可能性もあります。
よってこれとはまた別に以下のオススメ順に相談窓口を提示します。
人権相談(法務省)
http://www.moj.go.jp/JINKEN/index_soudan.html
子ども用、大人用(学生用)があります。人権侵害・いじめ・体罰など幅広く受け付けています。
日本司法支援センター(法テラス相談)
https://www.houterasu.or.jp/index.html
国の運営する公共機関。内容を聞いて、どんな機関や窓口があるか、情報提供をしてくれます。弁護士の相談も受けられます。
国民生活センター(消費者庁)
http://www.kokusen.go.jp/map/
なんで食品などの消費者庁が関係してるの?と思うかもしれませんが、学費に関すること、指導内容での裏切りなどもここで対応しています。
法律事務所(弁護士ドットコム)
https://www.bengo4.com/
今の住所の近くにある法律事務所・法律相談所を探せます。
これらを抑えた上で「教育委員会でも、県庁私学課でも、人権相談窓口でも、国民生活センターでも、法律事務所でも、裁判になろうとも断固抗議していく所存です。」という意を学校長あるいはその教師より上司の人物に伝えておきましょう。
どのような態度で臨むのがいいか
どうしようもない理不尽な先生・教師・教授から、生涯や生活に関わるレベルでの攻撃を受けた場合、泣き寝入りする必要はありません。
私が悪かったなんて思わなくてもいいです。
絶対に訴えろなんて言いませんが、しっかりとした相談窓口があるということに安心をしてください。
必ず味方してくれる人はいます。
ただ、そのために5W1Hをはっきりしておく必要があります。
①何人が(主体)
②何時(日時)
③何処で(場所)
④何人に又は何に(客体)
⑤いかなる方法で(手段・方法)
⑥何をしたか(行為及び結果)
これらのことを抑えた上で、告訴しましょう。
その他の相談窓口
他にも以下の相談窓口があります↓
24時間いじめ相談ダイヤル(文部科学省)
電話番号:0570-0-78310
http://www.mext.go.jp/ijime/detail/dial.htm
24時間全国いのちの電話(電話相談最大のNPO法人:悩み相談)
https://www.inochinodenwa.org/
虐待については児童相談所に相談することをおすすめします。
電話番号:0570-064-000(全国共通)
緊急の場合は、110番通報しましょう。
働く人の「こころの耳メール相談」(厚生労働省)
https://kokoro.mhlw.go.jp/mail-soudan/
ここは労働者向けです。
どちらにいしても必ず以下のような
ボイスレコーダー(ICレコーダー)を普段から護身用に持っておきましょう。
ICレコーダー
今回、私が出会った事例
今回は、親戚の子が、大学で定期テスト受けたのに教授が答案用紙を紛失して「お前テスト休んだだろ、明日再テストね。」と言われて、その場で言い返せず、泣き寝入りして私に相談してきたことが発端でした。
私は、当日のその子の友人の目撃証言を集め、一コマ前の授業では出席していたことを前の授業の教授に確認し、当日いた校内風景の証拠としてLINEでのやり取りやスマホ写真を印刷するように伝えました。
そしてゼミの先生や学科長などに、できる限りメール、あるいは口頭で
「県庁私学課でも、人権相談窓口でも、国民生活センターでも、法律事務所でも、裁判になろうとも断固抗議していく所存です。」と伝えるようにと教えました。(この事例は私立だったので県庁私学課です。国公立であれば教育委員会になります。)
結果、テスト紛失した教授から謝罪を受け、ただどうしても紛失したとするとまずい(始末書を書かなくてはならない)ので、
しっかりとテスト日も出席していたことを認めた上(欠席扱いにしない)で再テストしてほしい、という折衷案に落ち着き、親戚の子は再試を受けて優の単位(合格)ももらいました。
法律的にそれはどうよな話ではありますが、このように人情で何事もないのが一番なのです。
ただこちらは悪くないのに、一方的に冤罪を掛けられ不当なことをされたとすれば、泣き寝入りする前に法的な対処もあるよ、ということだけで心理的な安心感が全然違うということをここでは伝えたいです。
単純な座学のある学校だけではなく、実習のある学校でも同じです。
先生や教師や教授は、肩書き以前にまず「人」であり、肩書きにあぐらをかいて犯してはならぬ法という一線がある、またやられた側は告訴する権利があることを知っておきましょう。
私が学校が大嫌いな理由
私は自分で言うのもなんですが、小学校から大学までずっとほぼ皆勤賞(23年間)で高成績を取り続けた典型的なガリ勉タイプです。
それでも私は学校が大嫌いです。学ぶことは大好きですが、義務教育なんてこの世から消えてしまえと本気で思っています。
私のようなタイプは大人しくて従順なので、教師に気に入られ、同級生の多数派から嫌われていじめられました。
同時に私自身が教育学部出身ゆえに、教師の生態についても熟知しているので教師に何の尊敬の念も抱いていません。
本気で教育を研究したければ大卒後も教授を目指して大学に残ります。
子供好き・教育好きの人もいます。優れた人もいます。しかし極々わずかです。
多くは公務員の安定志向でダラダラと教員試験を受けに行くのです。
教師の個人を攻撃したいのではなく、こういった学校の構造システムが大嫌いなのです。
宗教では、山奥で隔離して→お経など毎日同じことを繰り返して衰弱させ→テストして自己効力感を高めて洗脳します。
昔(1960年頃)の共産主義の洗脳方法もこれと同じです。
牢獄に入れて→毎日共産主義の本を読ませて衰弱させ→テストして自己効力感を高めて洗脳します。
日本の学校教育の仕組みも実はこの頃から変わらず、全く同じなのです。
柵で刑務所のように隔離して囲い→何時間も座らせて神経衰弱させ→脳が血だらけになるまで暗記の素晴らしさ(難しい試験を通った官僚が一番偉いんだぞ)を洗脳し→テストして評価することで自己効力感を高めて洗脳を強める。逃げ出したらなぜ逃げ出したかも考えず引き戻して繰り返す。
アメリカではMOOCなどオンライン教育まで多様化している現状で、まだ変える気もなく古い道を固め続ける日本の教育が大嫌いです。
それゆえに、尚更にそこから救済する窓口を紹介しておきたいのです。
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