「苗字」は別になくても変えても良い理由~姓と名字~

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姓と名字の違い

本来

「苗字」は別になくても、自由に変えても良い。

「姓」は後世まで離れない属性。宗族と呼ばれて血縁で結ばれる。父性的で絶対的。

「氏」は身分や役割。源氏や藤原氏。

「苗字」(名字)は場所こと。文字通り「苗」と書く。地面に生える意味。


五摂家の近衛、九条、二条、一条、鷹司は「苗字」。
本来みんな「藤原氏」という身分や役割。

タテの実名とヨコの匿名

父性社会は「絶対」の「タテ軸」の数学
母性社会は「相対」の「ヨコ軸」の科学(理科)
法則が絶対的な父性社会は社会学的には分析しやすい。


父性は「理想」を重視し、母性は「共感」を重視する。
ヨコが広がると実名から匿名性が高くなっていく。

行き着く先はタイ人

行き着く先はタイ人。名前アドレスの絶対パスも相対パスも長すぎるため、全員がニックネームで呼び合って、自分も相手も誰も本名を知らない。

ヨコのつながりの「帮」とタテのつながりの「宗」

日本の姓名(氏名)の文化は同じ漢字の中国から入って発展してきた。

「姓」を受け継ぐという仕組みは、中国も日本も全く同じである。

ただ異なるのは「宗」と呼ばれるもので姓が固定されていること。

中国の場合、

〇ヨコの繋がり
絶対的←帮(ほう)>情誼(チンイー)>関係(グワンシ)>知人→相対的

〇タテの繋がり
宗族(そうぞく)=姓(固定、絶対)

の共同体で動くので、実家がお固いと本当に身動き取れなくなり、絶対の関係を破った時は暗殺されるんじゃないかくらいの危機感がある。

 

中国ではどのように「帮」と「宗」を拡大しているのか

中国人と仲良くするためにはヨコの「帮(ほう」へ向けて先手で恩を売らないといけない(後手の恩義は下と見られる)
中国のタテの「宗」も狭義とも思われがちだが、
中国から出た華僑ネットワークでは「宗」を漢民族以外にもアジア民族まで拡張させて解釈する寛大な人もいる。

もう今はなくなったが2017年にあった個人を株式化して価値をつける「VALU」、あれが先駆的な形。ただそれが国に管理されると本末転倒になる。

 

 

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