心理学・精神医学

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小児の採血

採血部位は、一般に肘静脈を使用する。しかし新生児や乳児では血管が細く十分な採血量が得られないことも多い。また皮下脂肪が多く静脈の露出が十分でない場合もあるため、採血量が多いときには、外頸静脈や大腿静脈を利用して採血することも多い。 未熟児、...
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臍ヘルニア

【概要】 小児期特有の病気。外鼠径ヘルニアの次に多い。 【原因】 臍帯付着部の臍輪閉鎖不全が原因。臍輪の下方には正中臍靭帯(せいちゅうさいじんたい)、 外側(がいそく)臍靭帯があり、上方には肝円(かんえん)靭帯がある。 とくに臍上部が弱く、...
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小児の喘息

【概要】 喘鳴とは耳で聴取できる気道由来の雑音。喘息発作では呼気性喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)が吸気性喘鳴よりも優位に聴取される。 ①聴診所見では両肺野に呼気性の連続性ラ音を聴取する ②呼気延長を主徴とする呼気性の呼吸障害(多呼吸、起座呼...
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小児の遊び

【概要】 遊びとは、行動やそれ自体が目的であり、自己充足的な喜びをもたらすもの。 【意義】 1、身体や運動機能の発達 乳児にとって寝返りやつかまり立ちは遊びであるとともに、身体や運動機能の発達を支え促すもの。 幼児期になると発達段階に応じた...
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肺炎

【概要】 肺炎とは肺胞を中心とした炎症を主体とする下気道感染症。 肺胞領域は、肺胞上皮細胞と肺胞上皮細胞に囲まれた肺胞腔とからなる肺実質と、肺胞壁基底膜、毛細血管、結合織、肺嚢胞、肺胞道などの肺間質から成る。 【原因】 肺炎は病原微生物が肺...
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小児の点滴固定・管理

【概要】 輸液とは、血管内、皮下、腹腔内に、大量の液体を投与することである。小児は、体内の水分・電解質および酸塩基平衡状態の調節機能が未熟であり、下痢や嘔吐、脱水により、容易にバランスが崩れやすい。 小児輸液は、水・電解質の補正・維持を目的...
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停留精巣

【概要】 精巣は次第に下降し、鼠径管を通って陰嚢のなかに下降する。この精巣の下降が途中で止まったものが停留精巣(停留睾丸)。 新生児の3~4%。未熟児で生まれた子では30%みられる。 【原因】 精巣は胎児のうちに陰嚢の中に降りてくるが、降り...
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産褥復古の観察

ケアの項目 産褥復古の観察 ケアの目的 産褥復古が順調であることを確認。子宮復古不全などの異常を早期発見するため。 使用物品 ストップウォッチ、体温計、メジャー、血圧計 実施方法・手順(事前学習) 【事前準備】 ・新しい家族が誕生したことに...
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胎児心拍陣痛図(CTG)の装着方法

ケアの項目 胎児心拍陣痛図(CTG)の装着方法 ケアの目的 胎児心拍数と陣痛を同時に観察して、児の状況を総合的に判断するため。 使用物品 掛け物、枕、ゼリー、ティッシュ、分娩監視装置 実施方法・手順(事前学習) 【準備】 必要物品の確認(分...
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妊婦の子宮底長、腹囲測定などの技術

ケアの項目 子宮底長、腹囲測定 ケアの目的 胎児の発育状態を知り、妊婦の週数の診断。異常の早期発見のため。 使用物品 巻き尺、皮膚鉛筆 実施方法・手順(事前学習) ●子宮底長の測定 ①体位は仰臥位。両脚を膝関節で曲げ、膝を立てさせ、子宮底の...