最初の先入観が固定したまま抜け出せないアスペルガーの生きづらさ

テスラ社のイーロン・マスクや環境活動家のグレタちゃんが自分でアスペルガーと公表しています。

納得と共感を受ける一方で、生きづらいだろうなぁと考えることがあります。

私自身もその傾向があり、友人にもたくさんのアスペルガーや自閉症の人がいるのでよく分かります。

最初にプログラムされたら最後、行動の修正がききません。

最初に電気自動車がいいと思うと一生やり続けますし、最初に環境保護は大切だと思うと一生主張し続けます。
そこに論理的な矛盾は一切関係ないのです。

情報の更新がされない

アスペルガー傾向だと最初の先入観インプットから、情報更新アップデートがかかりません。初期情報を神の真理として信仰するようになります。

医師や先生など暗記が得意で頭の良い人の場合「あの頭の良い〇〇さんが一貫して言っているからすごい」と、権威を見誤って賛同してついて行ってしまい、巻き込まれ地獄を見てしまいます。

アスペルガーは記憶力がとてもいいので「暗記の天才」と呼ばれますが、「暗記」ということはそのまま記憶が固定されて、更新アップデートがされないのです。
その研究が間違っていたとしても、古くなって間違っていたと証明されていても、永遠と続けてしまいます。

例えば、平成まで歴史で習った「1192(イイクニ)作ろう鎌倉幕府」は現在はすでに間違いですが、「自分が昔、答えて合っていたから、今も合っている、なぜなら自分が合っていたから。」とやってしまうのです。

一貫性ではなく単なる「こだわり」

「考察」や「科学」ではなく、過去を固定する単なる「こだわり」なので、0か100かの二分法思考になりやすい。本人の脳の最初の先入観インプットが神様の真理なので一生変えたくない。

例えば、「法律で殺人は禁止されているから、殺人は存在しない」と解釈をよくします。脳内ルールが先行して現実を認知できないのです。

例えば、私の親しい友人は、とても頭が良いのだけど「どうぶつ占い」が先行インプットで入っていました。

難しい科学の英論文を読めても「どうぶつ占いの本がすごい」と言う信仰的な「こだわり」によって、結論が「だから動物占いはすごい」になってしまうのです。

こだわりで科学的な合理性がなくなってしまいます。

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