一本だたらwikipediaより
2019年。今年は亥年です。
イノシシの妖怪は珍しくて「一本だたら」くらいしかいません。
1つ目の一本足。12月20日に山に入るといるそうです。
しかし無害。
名前の通りタタラ場(鍛冶師)。
つまり鉱山付近で目や足を失った労働者を妖怪にしました。
もののけ姫に出てくるアシタカのこと
ジブリのアニメ映画「もののけ姫」のタイトルロゴの背景にもよく見ると描かれています。
このタイトルバックの絵はタタラ場で伝わった伝承の絵と呼ばれています。
片目・片足の妖怪。
実はこれは主人公のアシタカの姿です。
もののけ姫のラスト以降、アシタカはタタラ場で暮らすと言っています。
その後、鉱山労働する中で片目と片足を失ったのです。
しかしシシ神様の宿った素晴らしい人物ということで死後に妖怪として奉られたのです。
もののけ姫はタタラ場という鉱山が舞台です。
そこでシシ神の生のパワー+タタリ神の死のパワーを得たアシタカが活躍する話です。
アシタカは「矢で不自然にも首や腕まで飛ばせる」という「タタリ神の死のパワー」だけと思っている人もいますが、最初にシシ神の森について以降に、「水を飲ませたら生き返る、手当したら腕が治る」などの「シシ神の生のパワー」も手に入れているのです。
宮崎駿監督は元は「もののけ姫」というタイトルではなく「アシタカせっ記」というタイトルで発表する予定でした。