前回
アカデミア美術館とウフィツィ美術館を前日予約なしで入る方法
イタリア旅行4【フィレンツェ編その1】~アカデミア美術館の巨大ダビデ像とピエタ~
https://libpsy.com/italy-trip4/5479/
の続きです。
次はフィレンツェのウフィツィ美術館へ向かいます。
・・の前にアカデミア美術館周回で消費した糖分を補います。
そして神店を引き当てる。
間違いなくフィレンツェでは最上級の美味しさのジェラート(アイス)のお店です。
フィレンツェのジェラート最人気店「GROM」のアイス。店員に「人気のを」と頼んだらバニラチョコチップか選ばれた。
バニラが人気。英語でも書いてある。とろろ芋にかたくり粉入れたように濃厚。甘い。3ユーロほど。
午前中に通り掛かった時は行列を作っていましたが、私が行った時は3人ほど。空いていました。
近くに寄ったら食べておくと良いでしょう。
「ウッフィーツィ」の名はイタリア語の Ufficio (英語の offices (オフィス) )に由来します。イタリアのフィレンツェにあるルネサンス絵画で有名な美術館でメディチ家歴代の美術コレクションの宝庫です。
前日予約なし午前中にアカデミア美術館へ行き、午後からウフィツィ美術館へ行く。これを実践できた人は世界中でも少ないのではないかと思います。
ウフィツィ美術館も相変わらずのすごい行列でした。
そしてウフィツィ美術館は、アカデミア美術館の3倍くらい広い。広すぎます。
主にダビデ像が目的に1時間で周れたアカデミア美術館と違い、ウフィツィ美術館の2500点もの作品群を見るのには3時間は掛かるでしょう。
アカデミア美術館のダビデ像でも解説した通り、「イタリアのルネッサンス運動は本当に自由で素晴らしい」ということだけが分かればいいのです。
写真もない当時、ミケランジェロをはじめとして女性や男性の裸体を描いたり、絢爛豪華に美しさを描いていました。
それが「人間の本来の自由な姿」なのです。
しかしそれは次の中世の暗黒時代で宗教によって徹底的に抑圧されます。裸体を描くなんてもってのほか。神様の聖書だけが真理という大義名分のもと、国の役人や貴族や僧侶たちが喜怒哀楽を感情をみせることさえも許さずに民衆を規制・監視しました。逆らうものは殺されたのです。
それ以降に自由を抑圧された者たちがピューリタンやプロテスタンティズムとなって資本主義の原動力を作っていくわけです。
その原動力の原型がこのルネッサンスです。解説が追いつかないので部分的に写真だけ飛ばしていきます。
『ウルビーノのヴィーナス』 ティツィアーノ。ウフィツィ美術館。
「聖家族」。ミケランジェロ作。
『春・プリマヴェーラ』ルネサンス期のイタリア人サンドロ・ボッティチェッリ作。ウフィツィ美術館。
ヴィーナスの誕生。サンドロ・ボッティチェッリ作。ウフィツィ美術館。
『ウルビーノ公夫妻の肖像』<対画肖像作品>(1472-74年頃、ピエロ・デラ・フランチェスカ)
ラファエロ・サンティ
「受胎告知」レオナルド・ダ・ヴィンチ作。
ヘラクレスとネッソス(Hercules and the Centaur Nessus)」ジョヴァンニ ・ カッチーニ作 (Giovanni Caccini 1556-1613、イタリア・ウフィツィ美術館に所蔵)
ウフィツィ美術館を高速で周って足もガクガクで疲れました。オープンカフェでオレンジファンタを頼んで飲みました。疲れていたためかこれが美味しい。
観光客ホイホイで割高でしたが氷を入れてくれたり、スライスオレンジを入れてくれたりしているのがいいですね。
Perché no!(ペルケ・ノ!)のジェラート(アイス)。「GROM」のアイスに負けず劣らず美味しい。ピスタチオか柑橘系で爽やかな味だった。
(正直「GROM」のアイスよりこっちのほうが美味いんじゃね・・?)
体力も回復した。
鼻を撫でると幸せになるというイノシシがセクシーな体勢でいた。みんな鼻を撫でるせいで白くなってる。便乗してなでた。
いよいよフィレンツェをあとにする。ベッキオ橋を見ながらアルノ川で黄昏れる。
夕日がきれいです。
イタリア旅行6【ローマ編その1】~最高に美味しすぎるパスタとジェラートの出会い~