アメリカでのパーキンソン病に対する還元型グルタチオン点滴(600mg/kgの静脈点滴)で改善するという話を聞きました。
正直グルタチオンは点滴が主なので一般的には普及しにくいと感じました。
ただ経口摂取があれば需要があるのではないでしょうか。
調べてもどうしても美容系の記事が多くて自己啓発的なノイズが強かったので、いくつか有効な論文をみつけました。
病態生理では酸化還元機能障害と神経酸化ストレスによる脳神経疾患をグルタチオンで予防できるという趣旨です。
結論グルタチオンは効くのか?
結論から書くと、
脳のグルタチオン濃度を上げることで実際に効果を得られる
(点滴投与でも経口投与でも)
と示唆されています。
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グルタチオン静脈点滴投与
【目的】パーキンソン病(PD)の治療における還元型グルタチオン(GSH)の臨床効果を調査する。方法:63例のパーキンソン病患者をランダムに2群に分け、治療群は32例、対照群は31例、いずれも抗PD薬物治療を行い、その中に治療群は0.9%塩化ナトリウム注射液100mL+還元型グルタチオン1.22.4gを静脈点滴し、1回/d、21d。治療前後に、PD統一スコアスケール(UPDRS)、Hoehn-Yahr分類スケールを用いて臨床評価を行い、血清グルタチオンペルオキシダーゼ(GSH-Px)、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)を測定した。【結果】対照群と比較して,GSH群のUPDRSスコアおよびHoehn-Yahrスコアは,有意に改善し(P<0.05または<0.01),GSH-PxおよびSOD値は,治療前と比較して有意に増加した(P<0.01)が,対照群では,有意な変化はなかった。結論:GSHによるパーキンソン病の治療効果は顕著である。
還元型グルタチオンによるパーキンソン病治療の臨床研究【JST・京大機械翻訳】
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201902226187832012
ここでは静脈点滴投与の臨床結果です。
酸化還元機能障害と神経酸化ストレスは,パーキンソン病(PD)の病態生理と進行において主要な役割を果たす。
グルタチオン(GSH)と還元/酸化グルタチオン(GSH/GSSG)比は酸化ストレス条件で低下し,酸化毒性の増加につながる可能性がある。パーキンソン病におけるグルタチオン系とその進行【JST・京大機械翻訳】
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202102221545070836
グルタチオン経口投与
グルタチオンの経口投与のマウス実験。グルタチオンの前駆体Lシスティンとの比較。
1時間後に脳のグルタチオン濃度が上がり、一過性脳虚血発作が誘導する酸化ストレス亢進や神経細胞死を抑制しているグルタチオン経口投与 マウス実験
https://acrobat.adobe.com/link/track?uri=urn:aaid:scds:US:951d07e2-3a1c-3212-93c1-b151540f05d0
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