なぜ楽しみな予定を「おじゃん（帳消し）」にするのか、ドタキャンするのか。
疑問に思ったことはありませんか？
これの根本は「見捨てられ不安」にあります。
身近な体験談から
これは私自身がとても体験があるので自分の体験談を元に話します。
例えば、私の母親には「おじゃんにする（帳消しにする）」「ドタキャンする」という癖があります。
例えば、旅行の予定があると直前まで楽しく盛り上がるのに、
前日に「やっぱ無理」「世間様から怒られるから無理」「贅沢は近所から石を投げられる」とあらゆる「不幸になる」言い訳の理由を使って、話をおじゃんにしてドタキャンします。
そして「うわーやっぱり旅行へ行けなかった！不幸だ！」と嘆くのです。
自分がキャンセルしなければみんな困らなかったのに。
この謎行動を紐解くのに祖母の行動が対照になっています。
祖母の不幸の錬金に対する抵抗と享受
私の祖母は「可愛そうな娘だねぇ」と相手の不幸に同情して心理操作するタイプだったでした。代理ミュンヒハウゼン症候群。（※２）の傾向です。
自分が指示出す相手は不幸状態でなければならないというシナリオを作り出すのです。
例えば、旅行へ行くと決めると「この娘は不幸だからこの私が旅行へ連れて行かなければならない」というシナリオにして正当化させようとします。
そうしておけば何か自分が失敗したら、自分は「この娘のために」と綺麗事を言いながらその娘のせいにできるためです。
まとめ
なので母親が自分で前日に「おじゃん」にして不幸だと嘆く癖が、
・不幸の力で行動操作しようとする祖母に対する抵抗（直前まで予定を楽しむ）
・自分は不幸でなければ親に見捨てられる不安（予定直前でおじゃんにする）
この2つの要因から来ているのです。
先日、心理士仲間と話していて謎の全貌が紐解けました。
なので私は母親が何か予定を言うとき「おそらくそれは直前に帳消しになるので達成されない」と幼少期から思っていたし、
自分が何かするときも事前に言うと、あらゆる不幸の言い訳を作って予定を潰されるので直前に言うように心がけています。
私自身の行動するときにあまり期待しなかったり、そもそも不安で行動しなかったり、突飛に行動する要因も、親に対する抵抗なのだと気付くことができました。
（※２）
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病気・不幸を作り出して支配するミュンヒハウゼン症候群
