私がまとめた独自テスト集を載せます。★マークは頻出部分です。
【問題】と【答え】のページがあります。解いて照らし合わせて活用します。
多少の誤字脱字、意味不明瞭個所もあるかもしれませんがご容赦ください。
p9
★●薬物の使用目的4つ
1( )・・病気の原因を取り除く薬物。
例えば、感染症の病原微生物に対する抗菌薬、インフルエンザなどのウィルスに対する抗ウィルス薬
2( )・・病気の症状を緩和させる効果をもつ薬物。原因を除去するわけではない。
例えば、感冒薬(風邪薬)。咳・鼻水・発熱・頭痛などの症状緩和
3( )・・ホルモンやビタミンの製薬を投与することで症状を抑える薬物。
例えば、1型糖尿病に対するインスリン製剤など
4( )・・病気の発症をあらかじめ防ぐ薬物。
例えば、心房細動患者に対しては、抗血液凝固薬を投与して、脳梗塞の発生をあらかじめ防ぐ。
p10
★●薬物治療における看護師の役割
①
②
③
④
⑤
p22
★●血中濃度曲線
p23 図2-6を覚えておくこと
血中濃度がピークを示す濃度を( )
時間を( )
濃度が半分になるまでにかかる時間を( )
血中濃度曲線と横軸の基線で囲まれた部分に面積を( )
といい、体内に吸収された薬物の総量の目安になる
★テスト
p24 図2-7のどれがどの線かを覚えておくこと
図2-5の種類を覚えておくこと
●経口投与
薬を口から飲んで消化管から吸収させる投与方法。
( )・・経口投与されて小腸から吸収された薬物は、全身循環に移行する前に全て門脈に集められ、肝臓を通過する。この時、一部の薬物は肝臓の酵素により代謝され、活性を失う。
●直腸内投与
●皮膚投与(経皮投与)
●吸入
●脊髄腔内投与
p25
●舌下投与
舌下部に薬剤を投与する方法。薬剤が門脈・肝臓を通過せずに、舌下部の粘液から直接に全身循環へ至る。
最大の特徴はこのようの( )を回避できること。即効性や効果の強さが期待できる。
狭心症治療薬の( )は舌下投与される代表的薬剤
ex)問題1:正しいのを選べ
↑を早く効かせるために
1、飲んだ
2、噛んだ
3、舌下に置いた
ex)問題2:↑の与薬法で行わないものはどれか
1、内服
2、舌下適用
3、静脈内注射
4、経皮適用
5、スプレー
ex)問題3:初めて↑を処方された患者の指導としては?
1、便秘しやすくなりますよ
2、納豆食べるな
3、血圧低下がありますよ
4、水で食前に服用してね
ex)問題4:狭心症発作時の↑の適切な使用法は?
1、内服
2、舌下
3、皮膚貼用
4、筋肉内注射
p191
( )とは心臓の周囲を走行する( )が何らかの原因で狭くなると、狭窄による血流低下あるいは心筋運動量の増加により、心筋への酸素供給が一時的に欠乏して、胸骨下や上腹部に圧迫感を伴う痛みを生じる
これが( )の前兆となる
p26
●注射投与
注射によって体内に薬物を注入する方法
直接的な薬物投与によってすみやかに血中濃度が上がる
その中でも、最も速く、確実な吸収を得られる投与経路は( )である
他に点滴静脈内注射、皮下注射・筋肉内注射がある
p28-40
★●薬物の4つの過程(並び替えで出題される)
1吸収
2分布
3代謝
4排泄
p29
●投与された薬物が循環血液中に到達する割合
投与された薬物が循環血液中に到達する割合を( )(日本語名: )と呼ぶ
静脈内注射とその投与経路での【薬物血中濃度時間曲線下面積(AUC)(p23図2-6)】で計算される
【式】
任意の投与経路のAUC/静脈内注射AUC×100=(%)
ex)問題1
↑で効果の遅い経路は?その理由も述べよ
1、内服
2、座薬
3、舌下
ex)問題2
誤っているのはどれか?
1、内服は、座薬よりも最高血中濃度到達時間が短い
2、貼付は、血中濃度を長時間維持できる
3、吸入は、局所以外に全身循環にも移行する
4、静脈内注射は、効果の発現が早い
p32
★●腸肝循環
胆汁中に排泄された薬物のうち、グルクロン酸抱合を受けた薬物が町内で加水分解(グルクロン酸を解離)を受けて活性ある薬物に変換されて再び腸から吸収されること
この機構は薬物の蓄積を引き起こし、薬物作用を延長させる。
これに最も関与しているのは( )(ローマ字3字: )である。
この酵素には多くのアイソザイム(同一生物で同じ反応をする、異なる分子構造を持つ複数の酵素タンパク質)がある
これが多い人は薬が( )
なぜなら薬物代謝酵素が多いことになるため
p37 図2-15
●薬物動態の指標
( )(ローマ字3字: )・・血中濃度に応じて患者に投与量や投与間隔を適切に管理する
有効範囲を上に抜けると効きすぎて【副作用】が出る
★実施されるのは
1( )
2( )
3( )
★実施される主な薬剤には
( )、( )、( )、( )
ex)問題1
p38
初回通過効果を回避できる薬物投与方法を2つあげよ
( )、( )
ex)問題2
生物学的半減期とはなにか?
( )
p38、p39
●薬物相互作用
薬物相互作用には
①ほかの薬物の体内動態に影響を及ぼす( )
②最終的な効果に影響を及ぼす( )
がある
①は吸収・分布・代謝・排泄のいずれかの過程で他の薬物の体内動態に影響を及ぼす
②は薬物を併用した時にそれぞれの薬物が血中あるいは作用部位で濃度を変化させることなく、最終的な効果が増強あるいは減弱すること
◯吸収における①だと、経口投与においてほかの薬物に影響を与える
例えば、他の薬物と複合体を形成して作用に影響を与える【複合体形成】において、【カルシウムイオンや鉄イオンは、テトラサイクリン系抗菌薬と不溶性の複合体を形成して、吸収を阻害する】
◯分布における①だと、血中で薬物はその一部のアルブミンなどの血漿タンパク質と結合しており、結合型と遊離型は平衡状態にある。
そこで血漿タンパク質に更に親和性のある薬剤を飲むと、それが入れかわり、遊離型の薬物が増加して効果増強してしまう。
例えば、【アルブミン結合置換】において、【サリチル酸は、抗てんかん薬であるフェニトインのアルブミン結合を置換してその結果を増強するため】、小脳や前庭神経に過大な抑制による眼振や運動失調などの重篤な有害作用を発現させる。
★
※サルチル酸を飲むと、アルブミンとくっついて、フェニトインが離れてしまうので効果が上がりすぎてしまう
p40
●代謝における薬物相互作用
ある種の薬物は薬物代謝酵素を誘導したり、その活性を阻害したりすることで効果が増強・減弱する
シクロムP450系を阻害する薬物および食物は、薬物の排泄を遅延させ、薬効を増強させる。
★抗真菌薬の( )や( )はCYP3A4を阻害し、
( )の( )や( )の代謝も阻害するのみならず、重篤な副作用を引き起こす
※水虫など抗真菌薬が必要なときに絶対に摂ってはいけない
p41
★★
●排泄における薬物相互作用
・薬力学的相互作用
( )・・ビタミンKを阻害し、血液凝固因子の合成を阻害する。
ビタミンKを多く含む食品3つ
1( )
2( )
3( )
ex)問題1
術後経過は良好で抗凝固薬として↑が処方され、退院が予定された退院後の食事で摂取を控えるのはどれか?
1わかめ
2納豆
3こんにゃく
4グレープフルーツ
p47 図2-18
●薬物用量の指標
ある薬物を十分な数の動物に投与して用量を増やしていった時、目的の効果を示す個体の割合をグラフにとったものを( )といい、
同様に用量と死亡に至る個体の割合のグラフを( )という
グラフの中で投与した動物の半数に効果があらわれる用量を【50%有効量(ED50)】といい、
投与した動物の半数が死亡する用量を【50%致死量(LD50)】という
(治療係数)の式は、【50%致死量(LD50)】/【50%有効量(ED50)】
【安全域】が狭いほど副作用が多い
例:LD50(どれくらいで痙攣するか)が200、ED50(どれくらいで死ぬか)が0.3なら、200/0.3=66.7が安全域
p49
●薬の副作用/薬物に対するアレルギー反応
( )・・・抗体が関与する免疫反応の一種。主要な症状には( )、( )、( )
◯心停止・ショックに対する薬物
アドレナリン(ボスミン/エピネフリン)
ノルアドレナリン
ドパミン塩酸塩(イノバン)
ドブタミン塩酸塩(ドブトレックス)
副腎皮質ステロイド薬
★
ex)問題1
ペニシリンにより(アナフィラキシーショックで)呼吸困難になった人への薬(第一選択薬)は?
1ジギタリス
2テオフィリン
3アドレナリン
4抗ヒスタミン薬
5副腎皮質ステロイド薬
p50
●薬の副作用
( )・・子宮内での胎児の発達過程で生じる。身体上の構造奇形を引き起こす性質。
●薬物反復投与による影響
( )・・連用しているうちに薬の感受性が低下すること
( )・・連用すると投与された人がもっと薬物をほしがったりすること
p52
●薬と法律
★★
( )では、【医薬品】【医薬部外品】【化粧品】【医療器具】の4種について制定されている
これに基づいて定められた規格基準書が( )である
p53
●医薬品に関する法律1
★
LD50<200mg/kg(体重1kgに対して200mg以下で死ぬ)の薬を( )
LD50<20mg/kg(体重1kgに対して20mg以下で死ぬ)の薬を( )
p53 図2-21のbの図が特に出る
●医薬品に関する法律2
麻薬には「麻」の文字の表示
頑丈な( )に保管することになっており、( )の資格のある( )か( )が管理を行う
看護師として気をつけることは、使用して使った麻薬注射液あるいは空いたアンプルなどの容器を必ず責任者である( )に返却する
ex)問題1
薬のその副作用の組み合わせで正しいのはどれか?
1、抗ヒスタミン薬・・難聴
2、スルホニル尿酸・・咳
3、中枢性麻薬鎮咳薬・・便秘
4、アミノグリコシド系薬・・骨粗鬆症
●医薬品に関する法律3
向精神薬には「向」の文字の表示
向精神薬の保管の場所ついては( )と規定されている。
p55
●新薬の開発
( )・・1964年に臨床試験の倫理面の指針として、世界医師会会議で採択された
p58
( )・・治験を行う場合などに患者へ説明して理解してもらうこと
p56
●新薬開発の道のり
( )・・臨床前の動物実験。薬の候補物質の化学的・物質的性質や安定性の検討。
↓
( )・・実際にヒトでの有効性と安全性の立証(第Ⅰ相~第Ⅳ相まである)
( )・・偽薬
( )・・心理的な影響を除外した検査
( )・・特許の切れた薬
●感染症治療に関する基礎事項
p62
p63
ドイツのエールリッヒが( )の概念を作った
ロンドンのフレミングは青カビの産生する抗菌性物質( )を発見
抗菌薬は病原微生物とヒトの細胞の違いに基づいて作用を示す
この違いで病原微生物のみに障害をもたらす性質を( )という
以下の種類がある
1細胞壁の合成阻害
2葉酸代謝拮抗
3核酸合成の阻害
4タンパク質合成阻害
5細胞膜傷害
p64
●抗菌薬が病原微生物に作用する範囲
★
( )・・ある抗菌薬がどの種類の細菌に有効かをあらわしたもの
( )・・1つの菌をダイレクトに殺す→代表的な薬は( )
( )・・複数の菌を一気に殺す→代表的な薬は( )
★なぜ病院で日和見感染(通常は抑制されている特定の微生物が増殖して感染症になる)がおこるのか説明せよ
( )
p70
●投与時の看護のポイント
ペニシリン系抗菌薬は( )を起こしやすい
特に有害作用である( )は生命に危険を及ぼすため注意する
類似した構造の( )にもアレルギーを起こすことがある
( )は投与数分以内に起きることが多いため、しばらく( )する
( )が起きた時は、( )、( )、( )など救急措置を行う
●ペニシリナーゼ抵抗性薬(耐性菌用ペニシリン)
★テスト
院内感染を起こす菌で代表的なものは?
( )(ローマ字表記: )
ほかの抗菌薬に対して抵抗性をもつ( )である
なぜ↑による院内感染が起こるのか?
( )
病院の患者は感染への抵抗力が落ちることがあるこのような患者を( )
またこのような患者は通常は無害な細菌が感染症を引き起こす( )を起こすことが多い
●セフェム系抗菌薬(ペニシリンの類似品)・βラクタム性抗菌薬
投与時の看護のポイント
セフメタゾールナトリウムなどセフェム系抗菌薬の中には、使用期間中に( )すると気持ちが悪くなり、顔面紅潮・頻脈・頭痛を起こしたりするのがあるので注意
セフェム系抗菌薬と( )を併用すると( )が起こりやすいので注意
p73
●アミノグリコシド系抗菌薬
ストレプトマイシン硫酸塩を代表する抗菌薬、分子にアミノ糖が入る
( )・・グラム球菌や結核菌に強い抗菌作用をもつ
( )・・↑とほぼ同様の抗菌性を有する。今ではあまり使用されていない。
p74
★
上記2つの副作用は?
( )→具体的な症状は( )、( )、( )
●テトラサイクリン系抗菌薬
抗菌スペクトルが広くほかの抗菌薬が効きにくいリケッチア属・クラミジア属・クラミドフィラ属・マイコプラズマ属などに有効
( )( )・・難治症の感染症であるマイコプラズマ肺炎やクラミジア感染症で頼りにされている
投与時の看護のポイント
( )
( )
p76
●その他の抗菌薬
★テスト
( )・・メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症の数少ない治療薬の1つ
MRSA感染症で使われる抗菌薬を3つ挙げよ
( )
( )
( )
●合成化学療法薬:ニューキノロン系抗菌薬
( )・・グラム陰性桿菌・グラム陽性菌。緑膿菌・セラチア属など広範囲な抗菌作用。呼吸器感染症・腎尿路感染・胆道腸内感染症などの治療に用いられる
( )・・嫌気性菌を含むグラム陽性菌やグラム陽性菌に強い抗菌作用を持つ。↑と同様の疾患に使用される
投与時の看護のポイントとして
( )
( )
p79
●抗結核薬と副作用
★
結核治療は必ず2剤以上を併用するのが原則
1( )・・内服で効率よく吸収。抗結核薬のなかで最強。しかしそれ以外の菌には抗菌作用はない。
副作用は、( )
2( )・・半合成の抗菌薬。1に匹敵する。グラム陽性菌・大腸菌にも抗菌作用がある。
副作用は、( )※←これは1も起こすのでセットで覚えておくこと
★
3( )・・1日0.5~1gを毎日1ヶ月間、以後は1日1gを週2回筋肉内注射する
副作用は、( )
4( )・・結核菌に対してのみ抗菌性を有する抗菌薬
副作用は、( )
ex)問題1
副作用として難聴をきたす可能性があるのは?
1、マイトマイシン
2、リファンピシン
3、ストレプトマイシン
4、アムホテリシンB
p83
●抗ウィルス薬
ウィルスは遺伝子(RNA/DNA)とそれを包む外郭からなり、細菌のように細胞壁・細胞膜や代謝機能をもたないので、抗菌薬はウィルスには無効である。
図1-11
◯インフルエンザウィルス感染症
インフルエンザウィルスが入ってから遊離するまでの( )以内に対処
リレンザ(ザナミビル水和物)
タミフル(オセルタミビルリン酸塩)
イナビル(ラニナミビルオクタン酸エステル水和物)
は、
( )と( )の( )が産生する酵素であるノイラミニダーゼを阻害して、抗ウィルス作用を発揮する
注意として、タミフル(オセルタミビルリン酸塩)は異常行動発現のおそれがあるので、10歳以上の未成年患者は使用を控える
p90
●がん治療
がんの治療法を3つ
( )( )( )
★p92
抗がん剤は重篤な有害作用が出るので、作用機序の異なる複数の抗癌薬を複数組み合わせて、有害作用の軽減をはかりながら、有効性を高める( )が行われる
例えば、
( )による( )に対しては、
遺伝子組み換えにより作成された【顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)】のフィルグラスチムを投与して
( )を( )させて感染症予防する
また( ・ )の症状には、
【オンダンセトロン塩酸塩水和物】などのセロトニンの働きを抑える【5-HT3受容体拮抗薬(セロトニン3)】によって抑制をはかり、
可能な限り抗がん薬の服薬率を高める
抗がん薬は基本的に( )である
なぜなら( )からである
◯抗癌薬の有害作用
p93 表2-2は絶対暗記
P94~100
特に国試ではp98の分子標的薬(今使われて開発されまくってる)を覚えておくこと
◎アルキル化薬
DNAに結合してDNA複製を抑制する
★
( )・・抗癌作用はないが、代謝されてから抗癌作用を持つ
有害作用は、( )や( )
★
( )・・慢性骨髄性白血病に使用される
有害作用は、( )
◎代謝拮抗薬
★
( )・・白血病・絨毛性疾患に使用される。葉酸と似た構造。
有害作用は、( )や( )
★
( )・・消化器癌・乳がん・子宮がんに使用される
有害作用は、( )( )( )( )
抗ウィルス薬であるソリブジンとの併用による死亡例が報告されて社会問題になった
◎抗生物質
DNAあるはRNAの合成を阻害する抗がん作用がある
★
( )・・鉄と複合体をつくり、鉄が酸素と反応して化学的に反応性が高いフリーラジカル(遊離基)を発生させ、これがDNA鎖を断裂する。G2期に特異的に作用する
有害作用は、( )
★
( )・・S期とG2期に特異的に作用する
有害作用は、( )をもつ
◎植物アルカロイド
植物にある窒素を含む塩基性物質の総称。
★
( )・・ニチニチソウに含まれる。細胞分裂における紡錘体を阻害することで細胞毒性を示す
有害作用は、( )
( )・・イチイのトゲに含まれる。細胞の微小管の機能を傷害して細胞死を引き起こす。
進行性の(卵巣がん)と(転移性乳がん)に対して使用される
有害作用は、( )
◎その他の抗がん薬
★★
( )・・分子の中に白金イオンがある。DNAに作用して複製阻害。
有害作用は、( )が強い
必ず( )が見られるため、オンダンセトロン塩酸塩水和物(ゾフラン)などの( )を使用する
★
( )・・がん細胞への生体防御機構を活性化する
有害作用は、( )や( )、( )
(名前だけは覚える)
◎分子標的薬2タイプ
がん細胞表面に特有の分子を標的としてその作用を阻害する抗癌作用を示す新しいタイプの薬剤
最低限【~マブ系】=分子標的薬と覚えること
1:低分子化合物の分子標的薬
イマチニブメシル酸塩(グリベック)・・慢性骨髄性白血病
ゲフィチニブ(イレッサ)・・手術不能ああるいは再発性の非小細胞肺がん
2:【モノクロナール抗体】
細胞表面に特有の抗原性を有するものを標的とした遺伝子組み換えで得たもの
1つの抗原タイプのみに対する抗体なのでモノクロナール抗体と呼ばれる
トラスツズマブ(ハーセプチン)・・転移性乳がん
リツキシマブ(リツキサン)・・非ホジキンリンパ腫
セツキシマブ(アービタックス)、パニツムマブ(ベクティビックス)・・上皮増殖因子受容体
ベバシズマブ(アバスチン)・・血管内皮増殖因子
シスプラチンの嘔気・嘔吐を抑えるのは?
( )
ex)問題1
抗がん薬と副作用の組み合わせで誤っているのはどれか?
1シクロホスファミド・・出血性膀胱炎
2ダウノルビシン・・間質性肺炎
3シスプラチン・・尿細管壊死
4ビンクリスチン・・末梢神経障害
ex)問題2
吐き気・嘔吐が強く出現する抗悪性腫瘍薬はどれか?
1シスプラチン
2ブスルファン
3ブレオマイシン
4ビンクリスチン
ex)問題3
骨髄抑制が出現するのは?
1麻薬
2利尿薬
3抗癌薬
4インスリン製剤
ex)問題4
シスプラチンとイリノテカンとの化学療法中のがん患者に現れた症状で投与量の調整を必要とするのは?2つ選べ
1尿量減少
2下痢
3頭痛
4不眠
p102
●免疫治療
◯特異的免疫抑制薬
( )と( )・・ヘルパーT細胞に寄るインターロイキン2(IL-2)などのサイトカインの生合成を抑制する
この作用でインターロイキン2誘導性のT細胞増殖や細胞傷害性T細胞(キラーT細胞)への分化が妨げられる
腎臓・肝臓・骨髄移植などの際に拒絶反応を防ぐために用いられる
p108
●免疫増強薬
( )・・サイトカインの1種。細胞増殖を抑える作用。
このうち
( )・・治療の対象となる疾患は( )・( )・( )
★★
この副作用を4つ
( )
( )
( )
( )
ex)問題1
経口投与するワクチンはどれか?
1麻疹
2風疹
3ジフテリア
4急性灰白髄炎(ポリオ)
妊娠中にダメなワクチンは?
( )
ex)問題2
日本から排除されておらず、ワクチンの2回接種を推進している感染症はどれか?
1麻疹
2破傷風
3ジフテリア
4急性灰白髄炎
ex)問題3
花粉症について正しいのはどれか?
1ブタクサによる症状は春に多い
2Ⅱ型アレルギー性疾患である
3ヒスタミンが放出される
4好塩基球が増加する
p110
●予防接種
予防接種を受けるように努めなければならないのは
ジフテリアや百日咳、急性灰白髄炎(ポリオ)、結核、麻疹、風疹、日本脳炎、インフルエンザb型(Hib)、肺炎球菌、ヒトパピローマウィルス(HPV)
●ワクチンの種類
( )・・生きた病原体の毒性を弱めたもので抗体を作る(毒も菌も生きたまま)
( )・・熱や殺虫薬で殺した微生物などの病原体(毒も菌も死んでる)
( )・・病原体が産生する毒素を病原性を保持したまま無毒化したもの(菌は生きてるが毒は死んでる)
p114
●アレルギー
( )(カタカナで: )・・化学物質や細菌などの異物、アレルギーを引き起こす物質
( )・・異物から体を守るために産生されるタンパク質
●アレルギー反応の分類
( )・・1時間以内に起きる→( )型アレルギー
( )・・24~48時間後に起きる→( )型アレルギー
●抗アレルギー薬
( )・・肥満細胞に貯蔵されており、細胞膜上にある免疫グロブリンE(IgE)による抗原抗体反応により遊離される
↑の受容体にはH1とH2がある(※違いを覚えておくこと)
H1遮断薬は( )の作用に拮抗し、血管透過性を低下させて浮腫の軽減、気管支の拡張、かゆみの抑制をする。通常( )と呼ばれる。
アレルギー疾患、乗り物酔い(動揺病)の予防、感冒薬(かぜ薬)の成分に用いられる
H2遮断薬は( )の治療薬である
ほかに催眠・鎮静作用・吐き気を止める作用もある
p120
●酸性抗炎症薬
( )・・鎮痛解熱剤として用いられる(バファリンの成分)
( )の作用があるため、( )や( )の再発予防に用いられる
★
有害作用は、( )と( )
インドメタシンナトリウム(インダシン)・・アスピリンの強化系
p123 表4-2
●ステロイド性抗炎症薬
★有害作用は?10つあげよ
副腎皮質ステロイド薬の有害作用
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10