海外旅行は強制的にADHD(注意欠如多動性障害)になることができます。
全てに警戒して全てに情報を得ようとするからです。
注意散漫どころかキョどります。考えすぎてパンクします。
帰国するとスイッチオフになってしばらく寝込むこともあります。
ただ一度慣れると楽しい側面もあります。
ただ本当にADHDの方にとっては、これが日常生活で常に続いています。
発達障害のADHD(注意欠如多動性障害)は、常に外にある注意に意識が向いてしまいます。
例えば、学校の勉強で黒板に集中しようとしても、外でカラスの鳴き声がすればそちらに意識が、続けて自動車のトラックの音がすればそちらに意識が、飛行機の音がなればそちらに意識が・・・
とドミノ倒しが広がっていくように、一点に集中することができません。
正確に言えば、一つ一つのこと合わせることができますが、テレビのチャンネルのリモコンを高速で切り替えるように、すぐ違うことに意識が盗られてしまいます。
悪意がないので「意識が盗られる」という感覚が正しいです。
発達障害でない人でも「初めて行く場所」ではいろんなものを同時に意識しようとします。
ただ日本国内であれば、看板や駅は見慣れているので、知らない場所に行っても「ここが駅だな」「ここが信号だな」と比較的すぐ分かります。
しかし海外だと全く形や表示やルールが異なるので、同時に複数のことを脳で処理せねばならず、強制的にADHDになることができます。