車はひっくり返っていない~最初のインプットが固定されてしまう自己愛アスペルガー~

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最近はアスペルガーと自己愛性人格障害が併発している場合も多い。
7割は自閉症スペクトラム症(アスペルガー等)、3割は自己愛性パーソナリティ障害と分けて診断されることもある。

自己愛が低下した場合、IQの低下と現実検討能力の低下が起こる。

自己愛性パーソナリティ障害だから自己愛が高くなる・・というわけではない。

自己愛が高くなりすぎて現実的に統合できない範囲まで見下そうとするので「現実検討能力」の低下が起こる。

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例えば、
(野球はやったことないけど)「メジャーリーグで優勝できる」とか、
「じゃんけんで必ず勝てる」(1/3で必ず負けるはずだが)と言い出す。

自己愛がインフレーション(誇大自己)しすぎて、他人を見下そうとした結果、現実的に検討できる能力が欠落してしまう。

これを「仮想的有能感」と専門用語でいう。

目の前の現実が歪められてしまい、しっかりと覚知されなくなる。

感情まで脅かされ、コミュニケーションができなくなってくる。

例えば、

「この車はひっくり返る!」

駐車場の車を指して、顔を赤くして興奮気味に言ってきたクライエントがいた。

私は「どういうことですか?」と聞いた。

「この車はひっくり返るんだ!そんなことも知らないのか!お前は無知だ!」と怒鳴る。

おそらくニュースか何かで事故で「ひっくり返る車」の映像か画像を見たのだろう。

しかし今ある現実として目の前の車はひっくり返っていない。

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最初のインプット(初期入力)が固定されてしまうのは自閉症スペクトラム症(アスペルガー)ではあるが、
それが真理のように振る舞って、他人を見下すように言うのは自己愛性パーソナリティ障害の特性である。


学生時代にもバイトでホームセンターのレジをしていた時に、

「隣のスーパーは潰れる!」

顔を赤くして興奮気味に言ってきたお客さんがいた。

私は「どういうことですか?」と聞いた。

「あのスーパーは潰れる!そんなことも知らないのか!お前は無知だ!」と怒鳴る。

自分の見てしまった妄想で、他人を見下そうとするので共感ができない。
コミュニケーションが取れない。

周りは「???」となってしまう。

家庭や学校や職場で上司にあたる人物がこのような気質であると、すでに精神病圏へ片足を突っ込んでいる。

さっさと身を引くのが安全である。

もし口頭で対応しきれない場合は、書面にてその上の上司におかしさを示すことで客観的な分析・判断を促す必要がある。

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記事を書いた人



時田憲一(ときたけんいち)こと時ニール(tokeyneale)です(・ω・)ノ
とある国立大学の教育学部/心理発達科学。心理学者・認定カウンセラー。動機付け理論・自己愛・対人関係が主な研究領域。数理統計データサイエンティスト。
ねこ好き・本好き・禅好き・PC好き。

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