宇宙一デカい中国河南省鄭州市の鄭州大学第一附属病院の話

中国人の医師の友人から詳しい話を聞く。

中国河南省鄭州市の鄭州大学第一附属病院は、病床数が約7000床あって世界一の大きさ。「宇宙一デカイ病院」と呼ばれている。確かに太陽系にも超える大きさの病院はない。
患者は地元民が90%だが新規オープンのデパートのように混雑している。すでに患者数は10000人を超えており、医療従事者は25000人弱。全く間に合ってない。
専門科はあるが、特に消化器系の胃腸の簡易的なオペも一般科と呼ばれ、どの医師も対応できるようにっている。その基礎の上で脳外科や心臓外科などのカテゴリーになっている。
ハゲている医師が最も人気が高い。経験が長そうに見えるので安心できるからだそう。
トップは15人の管理者によって統制されている。現場が人手不足なので管理者も少ない。

中国の病院には、日本の医局の派閥争いのようなものはない。患者が多すぎて争っているほど暇ではない。人柄の良い人が上から選出して選ばれる。「病院では憎しみ合いがあってはならない」という医療者同士の常識として共有している。

国民の税金で運用される場所は、解雇されないことを悪用して「何をやっても許される」と誤解する公務員を量産してしまうので、必ず監視カメラと警察で固めていたほうが平和的に解決できる。

日本の医療者1人につき7人とかぬるま湯すぎる。手術件数は2万件を超えている。手術件数が月に数件しかないとか新人以下のスキルに思われるだろう。

中国人が名探偵コナンを見ると「中国だったら監視カメラがあるから事件が起こった時点で探偵なしに警察がもう即逮捕してる」とツッコみながら見てると言ってて時代を感じた。

中国の完全可視化されている裁判は誰でも見れるため、bilibili動画などでも流れてネタにされている。
最近は獣医が家畜の牛を救おうとして殺してしまった裁判で、裁判所で弁護士同士が喧嘩になってネタ動画として人気になった。

中国の出張裁判所、内蒙古のような山岳地帯でもインターネット環境を持って裁判しに行く。かなりドラマになりそうな情景で感動した。

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