新型コ口ナウィルスで引き起こされる肺炎に対して吸入ステロイドのシクレソニドでの改善例が報告されました。
10日目からぜんそくに使う吸入ステロイド薬「シクレソニド」を使い始めたところ、11日目から熱が下がり、12日目には病室内を歩けるように。肺の炎症が改善し、入院15、16日目のウイルス検査で陰性が確認され、18日目に退院した。
ぜんそくに使う吸入ステロイド薬「シクレソニド」 新型肺炎、ぜんそく薬で改善例 有効な治療法の可能性:朝日新聞デジタル 2020年3月3日 16時43分
https://www.asahi.com/articles/ASN335FTXN33PLBJ001.html
医学論文リンク
COVID-19肺炎初期~中期にシクレソニド吸入を使用し改善した3例
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200302_02.pdf
新しい事例=特称命題だからこそ、どんどん出てくるのが良い
当たり前のことながら新型コ口ナウィルス関連の論文、新規研究であるがゆえ、先行研究はなく引用出典もない。
さすがの特称命題です。
例え異説、珍説、自論でもサンプル数少ない例でも発表してみるのが良いです。
前例がないから没するのではなく、事例が積み上がっていくのが、本来の科学のダイナミズムです。
シクレソニド吸入薬で新型コ口ナウィルスが改善したのは今までの中で一番コスパ良い方法です。
医学論文なのに出典もなく考察も浅いけどこのスピード感こそ本来の科学の良さ。これが大切なのです。
また更新されていくでしょう。
効果が実証されるまで最低5年
どんな薬や対処法が出てこようとも、どのみちEBMでコホート研究とランダム化比較試験で効果が実証されるまで最低でも5年はかかる。それからメタアナリシス。
アビガンか、シクレソニドか、レムデシビルか、カレトラか。どの薬が本当に効果あるかは最低5年先までは分からない。
今が最初の新規参入期。
最終的にアメリカ製薬会社が儲かる仕組みを作る日本
個人的な予想ですが、最終的にギリアド社のレムデシビルやアッヴィ社のカレトラのアメリカの製薬会社が儲けたいので、富士海正ファイザーのアビガンや帝人のシクレソニドで効果が出ようとも薬価を高くして推奨薬から外すでしょう。
笑気の亜酸化窒素麻酔やプレセデックスと同じ末路になります。