前回:
イタリア旅行1【ミラノ編】~スフォルツェスコ城とブレア美術館~
イタリアのミラノから水の都ベネチアに向かいます。
私はベネチアについての知識は「ジョジョの奇妙な冒険5部(黄金の風)」と「ARIA」くらいしかありません。
参考文献
ARIAのショーロ・クラブのサントラは癒やしなので気に入ってます。
適当ながらも水の都のイメージがあるのでとても楽しみです。
リベルタ橋という島に向かう一本しかない橋を通って向かいます。
ジョジョ5部でギアッチョ戦のカーチェイスが行われた場所です。
参考文献
ジョジョの奇妙な冒険 (55)
更にそこから港の高速船で、ベネチアの中心街へ向かいます。
ジョジョの奇妙な冒険5部だとブチャラティがボスと対決し、
ナランチャが「行くよッ!オレも行くッ!行くんだよォ――ッ!」と泳いでいた
サン・ジョルジョ・マジョーレ教会が船から見えました。
参考文献
ジョジョの奇妙な冒険 (56)
中心部のサンマルコ寺院のあるサンマルコ広場はすごい観光客の多さです。
牢獄の横の「ため息橋」
元々ヴェネツィアは日本で言うと「島流し」の刑にされる場所でした。
なので中心に裁判所があり、すぐ隣に牢獄があります。
罪人は「こんな島に流されてはもう逃げることはできない・・」と思って牢獄へ向かうこの橋で「ため息」をつくので「溜息橋」と呼ばれています。今は人気の観光スポットです。
脱獄囚を迷わせるためもあってか、ヴェネツィアは大通り以外はかなり迷いやすいです。
小さい路地に入り込んだら元の場所に戻ってくるのもやっとです。
地図があっても迷うので、スマホのGoogleマップのGPSが必須です。
ゴンドラに乗りました。
動画
ベネチアのゴンドラを遊覧したのが、今回のイタリア旅行でのトップ3には入る良い体験でした。これはリピーターとしておすすめできます。
(3人以上で決行、団体=ゴンドラセレナーデだと40ユーロ、2人程度だと80ユーロくらいだったと思います。今回は同行した日本人観光客と団体で乗船しました。)
観光客の雑踏から急に離れて涅槃寂静とした静かな時間が流れます。
あまりの静けさに息を呑みます。
どこか水の精霊でも出てきそうな神秘的な感じがするのです。
とても癒やされます。
ベネチアのゴンドラは、形は違えど日本の「鵜飼い」に似ていると思いました。
ヴェネチアのゴンドラは、岐阜県の鵜飼い船と同じ効果があるのです。
船に乗る恐怖感、下から見上げる非日常性。
そこで船頭に命を預けます。
他力本願で他人に命を委託すると不安ながらも安心し、気持ちを払拭するためにより美しく見えるのです。信仰のような依存効果があります。
過去記事↓
岐阜市の長良川鵜飼い見学~なぜ鵜飼いは重宝されるのか~
街の中を抜けると海に出ます。
夕日が眩しいです。
ちなみに歌(ゴンドリエーレの歌(カンツォーネ))を歌ってくれるのは一曹貸し切りの場合のみの別料金です。
街中の静かな波から海の大きな波へと移り変わります。
陽の光も射し込むのが絶妙な感動です。
静と動、強弱が、自然と調和した日本人の感性に通じるものがあります。
海からまた街中へ戻ります。
なぜか犬がお出迎えしてくれました。かわいい。
40分ほどゴンドラ遊覧しました。
すっかり夕刻です。
絵を描いてた人々も店じまいという感じです。
サンマルコ寺院の鐘の音が島中に鳴り響くのが実に哀愁深いです。
海岸沿いに松の木が植えてあるのが日本っぽいなと思いました。
夜のサンマルコ広場。
だいたいイタリアはディナーでも19:00頃とかなので、この時間でもわりと人はいます。
自撮り棒売りしていた道端の物売りたちは、蛍光のタケコプターみたいなのを飛ばして売っていました。
ただ路地になるとちょっと寂しげです。
この時間帯でもゴンドラは運行しています。
ベネチアンマスクの店は山ほどあるのですが夜はどこか不気味です。
路地の奥の1847という店でディナーです。
イカスミパスタ
イカとエビのフライ
相変わらず野菜は美味しいです。
海産物もかなりカリカリで食べごたえがあります。
レモン汁とよく合います。
今日は世界中の人々がヴェネツィアに魅了される意味が分かった日になりました。
訪れるなら確実にゴンドラは乗っていおいたほうがいいです。
あの神秘体験は一生ものの思い出になりました。
イタリア旅行3【ピサ編】~ピサの斜塔の堕天使~
https://libpsy.com/italy-trip3/5425/