1年更新で6年続けて永住権に移行していくが、強制的に間が空くので移民が減って優秀な人材が他国に取られ構造的排除が衰退を生む
米が技術者就労ビザ「H1B」事実上制限、Amazonなどテック企業に打撃
https://nikkei.com/article/DGXZQOGN203EK0Q5A920C2000000/ 「本当にどうなるかわからなくなった」。Googleで製品責任者
日本語の分かるアメリカ人の友人と話してて
「トランプ大統領万歳!移民排除ウェーイ!みたいな日本人がいるが、アメリカは移民の国だし、アメリカ人のほとんどは移民なのに、なんでアメリカ人でもない日本人が喜ぶんだ…?」
と言われて、また想像力の足らない日本人の生き恥を感じた。
高度専門職のH1-Bビザで10万ドル(1470万円)の支払い義務が生じて高いと感じるが、
高度専門職じゃなくてもアメリカの今の普通の若者の平均年収は1110万円。
高いことに変わりはないが、日本人は増税と緊縮財政により賃上げが起こらず、外国との通貨価値の格差も広がり、別の意味で「高く感じてる」
H1Bビザで「本物の高度人材ならば支払えるはずだ」と日本の「選択と集中」と同じバイアスにハマりがち。
・高度な能力があっても新規の金の種を引き上げられない
・支払いが参入障壁になる
・他国に良い人材が取られる
三段デメリットで、就職氷河期みたいにポッカリ間が空いて構造的な経済衰退になる
H1Bビザ規制で大混乱。アメリカに残っても雇用更新されない、出国しても雇用されずに戻れない
高度人材という「選択と集中」を強制的にかけたので。「上位0.3%の大企業以外の会社は全員解雇」みたいな通知
「優秀な人」の基準が過去で止まるので利権で腐り、新規雇用機会がないため、発掘されなくなる
「選択と集中」の認知バイアス。
研究でも成長産業でも「高度で新規的なことをやってる」と自負してるのは、誰しも「当たり前」であって、問題はその成長投資産業は「未知」なので事前には分からない。
今現在の成長産業を高度人材として投資したとしても、10年後には成長産業ではなくなってるから。
H1Bビザ規制で潰されるのがインド人のIT高度人材で比較的安く雇われていたのに、更新料の高額支払いによる参入障壁により撤退。
アメリカがAIに仕事を奪われて失業率が上がってるので、国内で囲い込みたい意図はあるのだろうが、
雇用のミッシング・リンク(雇用の連続性が失われる)と構造的排除(実力ではなく制度によって雇用機会を奪われる)が同時に社会現象として起こる。結果は経済衰退が起こる。
結果、過去でアップデートが止まった高級パソコンのようになって10年もすればミッシングリンク(雇用の連続性の消失)と構造的排除(実績ではなく規制での排除)で経済衰退