エビデンスは量的研究なのに急に「個別性」を求める矛盾

心理や教育系論文は統計の量的研究が主だけど、
医療系論文は質的研究どころか特称命題、珍事例、特異事例の事例集。

出す人が統計の方法論を知らないのもあるけど研究する時間がないのも察する。

医師や看護師等の医療者は質的研究が主。

それがゆえに特殊事例の珍事例に偏りがちで、統計学的なことはほとんど知らない。公衆衛生疫学の人も今まで需要なかったのでかなり少ない。

どちらかというと薬学の人の方が良く分かってる。

エビデンスは質的研究が積み重なった量的研究の統計に成り立つのに、急に個別性という質的研究の個別事例を求めるという。

研究対象の抽象度の高低調整が理解されない結果、よく分からなくなってる場合が多い。

例えるなら、「犬全般の話」をしているのに「鈴木家のプードルの穴掘り癖」の一例を「犬はみんなそう」と「一般化」しようとする

日本の医学では質的研究の個別事例が中心で、量的な統計的手法を扱うようになったのはつい最近のことで、医師看護師はまだその手法を知らない人がほとんど。
ここ10年以前の人だと全く知らないに等しい。

厚労省の子飼いの界隈が検査に関する統計論文が読めてないのがその証左。

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