父の病状もある程度、持ち直したので、もう介護から一時的に離れることにする。4日ほど旅行へ。
それを母親に告げた瞬間に、隕石で地球が滅びたような目になり、ため息の連打で失神して泡ふきそう。
母の場合「他人の不幸は蜜の味」「他人の不幸こそ至福のゴール」なので、何か行動を起こそうとしたり、前向きな発表があると、必死に「無理無理無理無理ダメダメダメダメ、何もできないお前にこれから何も出来るわけない」と、話を「おじゃん」の白紙にして不幸な話へ戻そうとする。
なので私はいつも計画は直前に告げる。
母はクリエイティブな行動力で、他人の前向き行動を潰しに来るから。
こんなだから実家にはそう帰りたくなかった。
子どもの頃は家に帰りたくなくて、近所のヤンキーな兄ちゃんの家で遊んでいた。
私の親は私に依存しないで、自分たちである程度は自助してほしい。
私が介入するのは、母の依存体質のせいで、知らぬ間に変な人や保険屋や車屋に便所バエのようにゴマすりして金をみついだり散財したり、不合理な行動を取るからである。
父の介護をしっかりやるのは自分なりの「けじめ」である。