過去記事:似ているけど微妙に違うパン類の食べ物たちの続きです。
パン生地は世界中で歴史的に継続して食べられてきました。
その中で「作り方」「材料」の違いによって対立があることに気づきました。
例えば、ケバブの生地は「flatbread(フラットブレッド)」と名前があります。
独立したパンとしてジャム等つけて欧州の朝食などで食べられています。
フラットブレッドの宗教対立
このフラットブレッドは
東方教会(中東付近)では、イースト酵母菌を入れる派
西方教会(カトリック・プロテスタント)では、イースト酵母菌を入れない派
の宗教対立があります。
「材料も形も似てるんだけど、名前が違うパン生地」の歴史を見ると面白いです。
イースト菌は「yest」と書きます。
yes(語源はドイツ語でgise、gese はい,賛成という意味)
yesterday(語源はドイツ語でgestern 前のという意味)
yest菌(前の菌)
これらの語源からも中東方面の東方教会でイースト菌を入れるケバブの生地は「前の」「昔の」と差別化しようとしていた様子が伺えます。