最初から答えが決まっている演繹法。数学(神学)の「最初から答えは神様が決めている」という宗教的な手法。中世以前。
これに対立したのが理系の帰納法。人間が数を観察して仮説から考察していく。小中学生で習う、理科の手法。近代以降。
算数は好きだけど、理科は嫌い。
理科は嫌いだけど、算数は好き。
当たり前。
やり方が間逆なんだから。
「答えを最初から決めてしまう」演繹法的な「こだわり」
アスペルガーが、数学が得意(やると興奮する)理由が「最初に見た先入観・第一印象から上書き更新されない」「答えにこだわる」「式の普遍的な美しさ」という、電車のダイヤグラムにドはまりするような、演繹法的な親和性がありすぎるので。
はい。もちろん私も大好きですが。
「上書き更新されない」デメリットが安定感はあるものの、
「初回が赤い服の人が翌日に青い服を来ていたら別人として認識される」
「ブスと先行インプットされたら生涯ブス」
「最初から権威のあるものは最初から権威があると思い込む(偉い人は最初から偉い人、大企業は最初から大企業など、過程の排除)」
「古いやり方に戻そうとする」
「チャレンジしない」
「答えがあってそこに遡及する思考をするので、論理矛盾が起こり可能性を排除してしまう」
ハイブリッドなことを求められて、これらの「答えを最初から決めてしまう」演繹法的な「こだわり」から、コミュニケーションの欠如から、想像力の欠如、社会性の欠如へワンセットになってしまってどうしても苦しいのです。
「〇〇の自由は好きだけど、国のインボイス制度や統一教会や国葬は関係ない問題ない」
「トマトは好きだけど、野菜売買禁止は問題ない」
「チワワは好きだけど、犬虐待は問題ない」
抽象度が上がると理解できずに自己矛盾。ASD的な混乱。
思考回路パターン。改善が必要ですね。
どうしても積極的なASDのマシンガントークで嫌われる
久々に会ったアスペルガーの友人に、
「過去の武勇伝マシンガントーク」と「全知全能の俺TUEEジャイアンリサイタル」を、聞いてもないのにノンストップで垂れ流され「相変わらず何も成してないんだな…」と安心して元気そうでなによりと思いました。
典型的にうざったい変わらない安心感もあります。
誰しもアスペルガー要素はあります。自閉症スペクトラム症が、強いか弱いか、それで生活に困っているかいないかの診断の違いだけです。性格的に積極的な人はマシンガントークしますし、消極的な人は言葉数が少なくてうつ病を併発してる人が多々います。
神様と会話しているフロー状態
数学の問題を解きすぎて問題見ただけで手が動いて答えが書ける「すげぇ俺いま神様と会話してる」のフロー状態と、
ピアノ弾きながら「すげぇ俺いま神様と会話してる」とフロー状態。
身体感覚と感動体験を同一させた単純作業の公文式でも得られますが、時間を超えた普遍性からは遠ざかりますね。
刑務所のようにルールや規則や法則に自分をがっちりハメて、脳内ヘブン状態フロー状態を好むASD傾向の人は多いですが、
もれなく権威依存で人権軽視の、中世以前の、自由のない、自由とは正反対の発想になるので、暴力と迫害されて本人も苦しむ結果になりますね。
社会性の内在化:「社会的にやってはダメなこと(犯罪など他人の権利を脅かすこと)」の対象は自分にも当てはまり、他人が見てないところでも監視の目がある、と取り込めること。
自己中心性の脱却:自分以外にも外界から客観的に見る視点があると分かること。
ASD重度だと中々難しそうですね…
言葉をそのまま取ってしまい、分断して認識してしまう
「あっちを見て」と指差すと、方向ではなく、指の関節の先を見てしまうアスペルガーのように、
すべて情報の部屋が別々の引き出しに入るので、
黄色のレモンにビタミンCという成分があっても、黄色とレモンとビタミンCは統合されず、全く関係ない別々の存在と線引き。
言葉をそのままに捉えてしまう。
「好きか、嫌いか」で幼児のように判断してしまい、迷うものには「権威が正しい」とやってしまう。
まずいのは憲法に対しても同じようにやってしまい
例えば「1+1は好きだけど、2+3は嫌い。1+1=3は違うけど、権威が言ってれば正しい。」とやらかしてしまうと
数学的な論理「解」「真偽」が抜け落ちます。
「リモコンのスイッチをイメージして、チャンネルの一つしか興味なし。それ以外は無関心や卑下する。本人は同じリモコン上の話をしていると気づいてない」
「レモンという一つなのに、黄色とビタミンCが違うフォルダで関係ないと処理される」
ASDアスペルガー世界。
この周りにも理解されない生きづらさが本当につらいですね。