狂信する家庭と教祖を生む母

宗教への家庭レベルでの傾倒を観ると、大体「元・偉大な父」の心理的な理想像が死んでいます。

代わりの偉大な理想像を追い求めた結果、強烈に神を信仰する宗教団体に父を投影。

カルトだとそこにお金をみつぎまくることで、荒ぶる神(内的にしか存在しないのに)を鎮めようとします。

教祖はどうやって生まれるのか?

教祖誕生は必ず「母親が子を拝み倒す」所から始まります。

例えば、単純な自己愛性パーソナリティ障害であれば「〇〇したらあなたを愛してあげるよ」で育つので「条件付きの愛で過保護すぎるマザコン」なのですが、それすらも超えて教祖になります。

具体的には、元は母親が徹底した「私悪くないもん」の「非現実的な棚上げ」「無責任の責任転嫁」の癖があり、それに加えて「父親の理想像が幼少期から死んでいる」ので、代わりに「子どもを親のように、神のように拝むよう」になるのです。

その異常な愛情が環境によってそっ啄(たく)(外部からそれがおかしいことだと壊される)されることなく保持されると、そのまま教祖になります。

教祖の信者とアイドルのファンの違い

「よく「宗教」も「アイドルファン」も同じじゃん。」
「アニメのファンもよくアニメ信者とか呼んだりするしね。」
と言われることがありますが、宗教の「教祖の信者とアイドルのファンの違い」は革新的に異なることがあります。

それが「束縛性」「自由度の低さ」です。

教祖の特徴は、集団への束縛が高く、会話が一方的であることです。

教祖は家庭ごと縛りを加えて、信者を拡大させようとします。
簡単に脱会することはできません。

そして会話の結論は教祖が持っているので上からの一方通行にしかなりません。

アイドルやカリスマは、会話が一方的であっても、集団への求める自由度は高いです。
会員だったりはすぐに入会して退会することができます。

同じ自己愛性ですが、集団を自由に流動的にさせたがらないのが教祖です。

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