ベルセルクの三浦建太郎先生がご逝去されました。ご冥福をお祈りします。
・ベルセルクはFF7のクラウドとセフィロスの元ネタ
・ベルセルク13巻〜20巻あたりが作者のメンタルが不安になるくらいには悪夢の連続ですごいことになってる
・ベルセルクの漫画読んだことない人は知らないだろうけど、世界的には有名な日本の漫画最上位。ドラゴンボール、ワンピース、NARUTOとかに並ぶ作品。
ベルセルクとヘルシングの両方読んでおけばキリスト教についてとても勉強になるのでおすすめします。
世界的に人気の理由もそれです。
たぶんベルセルクの作者はストライクウィッチーズとか美少女深夜アニメにハマってた2010年前後の時期に、まどマギも見て、自分の作品のラストこれでいいんじゃないか…と思ったと思う
ベルセルク13巻〜20巻あたりが作者のメンタルが不安になるくらいには悪夢の連続ですごいことになってる
降魔の儀でグリフィスが転生するときに出てくる神と称される集合的無意識。あの話が幻になっているからこそ絶妙にブラフマン、梵我一如のウパニシャッド哲学に立脚している。
ベルセルクのラストは「まどマギ叛逆の物語」っぽくなって終わっただろうなぁと勝手に脳内補完している
敵の設定で大風呂敷を広げるとインフレしていって敵が「概念」になってくる。抽象性が上がるので。一神教より遡って、光か闇かみたいなゾロアスター教の世界観になる。
最終的にスターシステムの土台で大乱闘スマッシュブラザーズやキングダムハーツのラスボスみたいなことになる。
ベルセルクとまどマギは下書きの世界観、プロットが全く同じ。グリフィスとガッツ、まどかとほむら。神のキリスト教と悪魔のアニミズム。
なのでベルセルクのストーリーの延長線を引くと「まどマギ叛逆の物語」になる。観測者が目を閉じてキレイに終わる。
ベルセルクは最初からゴッドハンドという「概念」をラスボスに設定しているので現実世界に存在せず、蝕やガニシュカ大帝の死を通して、世界観のアップデートや再構築をして、何とか現実まで引きずり出そうとしているのが面白い。
普通なら主人公の精神世界の戦いにすれば楽なところを妥協していない。