久々に名古屋大須のチェザリ。ピザ世界一で優勝した世界一のピザ屋。私も実際にイタリア旅してみて現地の変な店より美味しいと思う。
私はかれこれ10年ほど常連である。
大須の世界一のピザ出すチェザリは350円で食べれるけど、店を一周するくらい行列できてる。ただそれはカフェの方。
「レストランのランチで」と言えば、行列ごぼう抜きで入れる。1、2人なら即。1000~1500円にはなるが、同じピザもパスタも食べれるので、多少出費してもこちらの方がいい。

スポンサーリンク

ピザのプルチネッラ(生クリーム、ロースハム、キノコ、モッツァレラ)、フリッターナ(パスタをフリッターにした揚げ物)、ラクッマ(エスプレッソコーヒー)。どれも当たり。

プルシネッラは黒い仮面のイタリアの道化師ピエロから来ている。イタリアの真のピザ協会認定だとこのプルシネッラの看板がある。
フリッターナはミートパスタがカリカリにフリッターしてあり美味しい。
ラクッマのコーヒーはローストで味が濃く苦いながらも香りが良いので飲めてしまう。
毎度、カフェの方は行列しているが、レストランの方だと待たずに入れるのでランチはオススメ。ディナーは察して美味しくない。千円ランチをレストランで食べるのがジャスティス(損得的に得である)。
ここは世界一ピザのマルゲリータよりも、モッツァレラチーズ系のキノコやハム系のピザが美味しい。

イタリア現地でマルゲリータが表彰されたのはイタリア伝統的なトマトの作り方を踏襲したからだ。

フランス料理は新鮮な素材にソース。
イタリアのピザは生地にソース。高級料理として王室に提供されていた。
共通点は「ベースが決まっている」ということ。

逆に家庭(庶民)料理になると鍋の煮物などベースの安定しないものになる。

論理に対して呪術。宗教に対して魔術。数学に対しての近代科学。


黒ピエロ「プルシネッラ」に学ぶピザの歴史

イタリア政府認定の真のナポリピッツァ認定協会プルシネッラの黒ピエロの看板ロゴ(右上)。日本では各地方区分に三件くらいある。ちなみに東海地方には三件のみ。

イタリアの伝統的な手技を踏襲してナポリピッツァを作っている。
この黒ピエロのプルシネッラはベネチアンマスクの仮面をつけている。

14世紀にフランス国王シャルル6世の時代に起こった「燃える人の舞踏会」事件も仮面舞踏会を宮廷をして仮面をつけた獣の姿をした人が火で燃えて、堕落した宮廷という風評を広めた。
イタリアのヴェネチアでのカーニバルのベネチアンマスクもフランスの仮面舞踏会のマスクと同じデザインをしている。
サーカス(circus、Circle、円という古代ユダヤ教カバラやグノーシスが語源。軽蔑される奴隷を集めた見世物小屋)に代表されるようにピエロは元々ここから来ている。

そして喜劇のなったピエロの起源は、16世紀イタリア即興喜劇コメディア・デラルテに登場するプルチネッラ。
ポーランド王国ではスタンチクに代表されるような宮廷道化師(ジェスター:jester)として高い知識教養を持ちながら政治批評を行う思想家であった。

ジュー(je)と来るとユダヤ人、冗談、ゲーム博打とつながる。実際、軽蔑的なそういう意味が含まれている。
フランス語ではJe(私は)の主語。sterは(〜する人)。
つまり察するにそういうことである。

火、博打、ユダヤ、トリックスター、冗談、かき回す人。ピザも皿の代わりにパンを伸ばして、そこにトマトを乗せたのを原型に発達した。

火で焼くことまで含めて、仮面舞踏会、ピエロのイメージと重なっている。

今後は、フランスに行った時に高齢キャビンアテンダントから教えてもらったピザの美味しいイタリア・ナポリのディ・マッティオ、
また弁護士旅行マニアが一生で一番思い出に残ってる場所と言っていたボラボラ島、知人から勧められたインドネシアバリ島のタンジュンサリとか行ってみたい。