祖父も祖母も父もそうでしたが、難病の重症障害者になって、ベッド寝たきりで全介助で首以外動かなくなっても、病院や役場の調査の時になると、

「生活のことは私がすべて一人で面倒みてやっています。衣食住誰にも頼ってません。」て言いだします。
逆に正しい自己覚知が危ぶまれます。

家族が本当に苦労していて、介護される側がこの発言をするので、介護疲れを加速させます。

患者の場合もそうだけど、
他者の前だと、本人が病気の自分を受容できずに、妄想とプライドだけで虚言を言います。
家族に「お前、日常全介助なのに何言うてんねん」という鬱憤がたまるのです。
なのでケアマネジメントで家族の聴取がとても重要になります。

介護する側の家族から「え!?」という表情が見えることが多いです。
本人は心配かけまいと強がって言っているのかもしれませんが、家族にとっては普段の介護している側の気持ちを逆なでされたようで、飽きれて冷めて見てしまいます。

自分の状態をありのまま受容することが大切です。