家の近くで1600年頃の仏像が発見された。早速、古文書を読み解く。
木像に緑色が着色されていたので驚いた。
奈良時代から緑色の塗料は貴重。貴族だけが使用できた。織部焼の釜の中での自然の緑色のビロードが重宝されたのもこれが理由。
よくもまあ廃仏毀釈を生き残ったものだと、一時的に隠していたのかもしれない。
江戸時代後期には笹紅(ささべに)と呼ばれ、女性たちの中で赤の口紅から高級な緑色の口紅が流行ったことがあった。
唇を緑色に塗る。江戸時代後期に女性たちの間で流行した「笹紅」(ささべに)。それまで高級色だった緑の着色料の大衆化。
戦国時代以後、織部焼の緑色こと釉薬ビロードも自然な窯で奇跡的に緑色になったのを重宝。
それを大量生産。つまり職人と大衆は窯と陶器で緑色のSSR狙いガチャしていた。