コロナショックへ至るまでも、いきなりではなく前フリでイギリスEU離脱でロンドン決済システムの不安から、ドイツ銀行破綻へ話題が飛んで、その後に中国発でウイルスがと「ババ抜きの玉突き事故」が起こっていたので、経済を見ていると現実に具象化までのタイムラグがある。
今回のアメリカSVB破綻からのクレディスイスも、アメリカのFRB利上げの話題が先に先行、ふと口実のように銀行連鎖破綻の材料提供、そして3日後にはEUのドイツ銀行との話題にすり替わった。
明らかにババ抜きのパスを投げている。
本来であれば「アメリカFRBが利上げしたせいで企業が連鎖破綻して不景気になって失業者にあふれちゃったよ」で国債買いへ向かう(向かっていた)シナリオを、
銀行株式を中心に下落させることで間接的に先に利下げをし、一度リセットさせて、その後の中央銀行の利上げをしやすくする。
アメリカとEUで同時にクラッシュしたら中国株や日本株を買うしかなくなるが、そうはさせんと中国で不信を呼ぶスキャンダルが起こって、日本で買われた分は株主のアメリカ様が回収するまでがいつもの流れ。
そもそもSVBとクレディ・スイスがほとんどが関係なく。
ことあるごとにアメリカが危機のときに、クレディ・スイスとドイツ銀行破綻のニュースが「焚き付けられる」
そしてドイツ界隈のスキャンダルは、次に「中国のスキャンダル」へすり替えられて「ババが回る」ことが多い。
本来であれば「アメリカFRBが利上げしたせいで企業が連鎖破綻して不景気になって失業者にあふれちゃったよ」で国債買いへ向かう(向かっていた)シナリオを、
銀行株式を中心に下落させることで間接的に先に利下げをし、一度リセットさせて、その後の中央銀行の利上げをしやすくする。