なぜ世界で日本だけ4月入学3月卒業なのか?

主に日本だけ4月入学の3月卒業で
日本以外は9月入学の6月卒業だと
初めて知った。

アニメやドラマで春といえば桜舞う入学と卒業のピンクのイメージがあるが、外国の人はそれがない。
日本のそういう演出的なものだと思っていたらしい。

全世界のおよそ8割が9月始まり

全世界のおよそ8割が9月始まり

 アメリカの他にイギリス、カナダ、フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、ロシア、中国。 シンガポールでは1月、オーストラリアやニュージーランドでは1月末から2月、韓国3月、タイ5月、フィリピンでは6月、ドイツでは8月に新学年が始まり

1800年の明治時代以降に会計年度に合わせて学校も4月からの年度単位になったらしいが。
外国が9月入学なのは、収穫の時期に合わせてと、夏の時期は暑いので避けるためのよう。
当時、欧州列強を真似して中国の旧暦の慣習まで止めたわりには、なぜか学校教育の始業機関は真似されなかったのかと不思議であった。

調べているうちに意外なことに気づく。

9月入学が世界共通なのは9月に最も誕生日が多いため

最も誕生日の多い月が9月
最も誕生日の少ない月が3月
この前提条件で1年1クラスを区切るので、同じ投資で最大効果を得ようとすると、9月にスタートさせて、3月に終わるのが非情にも合理的選択になる。
昔は春から夏にかけては畑で農耕を手伝ってて下さいだったのだろう。

とんでもないことに気づいてしまったが、世界的に最も誕生日の多い月が9月。キリスト教圏で聖夜クリスマスからの逆算結果。

つまり秋入学にすれば「早生まれによる発達遅れによる少年期の自信喪失問題」が解決する話と同じ。
8月で1年クラス分の年度を切るが、7月や8月は夏休みでパスされる。合理的。

仮に、最も誕生日ボリュームゾーンである9月を年度末に設定すると、ほとんどの人が早生まれになってしまい、やむを得ない理由で発達が遅れ、幼少期から強烈な劣等感を植え付けられる。

おそらく先人は、9月〜12月に誕生日が集中すると知っていて年末を教育の区切りの年度末に設定しなかったのだろう。

教育と富国強兵の名残り

世界で日本のみ、4月からの年度の数え方。
軍を率いる薩摩藩の松方正義が大蔵大臣だった時に会計年度を4月からにしているので、
同時に教育への富国強兵の導入も合わせて教育も4月からにした可能性が高い。

「年度」が4月始まりの理由は?

 明治17(1884)年、富国強兵を実現すべく、軍事費が激増してしまったことを受け、当時の大蔵卿であった松方正義が任期中の赤字を削減するために、次年度の予算の一部をその年度の収入に充てる施策を実施しました。

会計年度が4月開始なのは日本とイギリスのみ。明治に日本が真似たからだと分かる。

しかし教育は世界的に9月開始(入学)なのに、日本だけ4月開始。
会計年度に合わせてある。

おそらく大蔵省=長州藩、軍隊=薩摩藩なので、富国強兵により会計年度と教育年度を合わせた。

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