半年前に危篤状態になってADLも落ちた普段パーキンソン病かつ脊柱彎曲症で寝たきりの父が「外食(焼肉)へ行きたい」と。

いや、無理やろと思ったが、珍しく他人を動かそうとせずに自分から躍起なのでQOLの観点から実現しました。

父は7年ぶりの外食(とはいえ7年前は親戚と食事会だったが)

平日の空いている時間を狙って、歩行杖と車椅子で外に連れていく。湾曲した脊柱管を保持できるように父を介護して壁に固定。

私が網で焼肉を焼いて、少しずつ父に食べさせた。自助具はないが本人も何とか箸を把持して食べる。

おそらく親子での最後の外食になるだろうなと思った。

そういえば11年前、祖父ともラーメンを食べに行った。

COPDで死ぬ2ヶ月ほど前で食が細っていたが、いきなりラーメンを食べたいと訴えたので連れて行った。

思い返すと悲しくなるが、最後に本人の達成感と一緒に、良い思い出が残ったのは本当に良かった。